宇都宮動物園@栃木【愛に溢れる餌あげ体験】触れ合える動物園

ふと思い出し訪れたくなる場所がある。
ちゃんと元気にしてるか田舎に顔を見に帰るように会いに行きたくなる（毛）者たちがいる。
それは栃木県宇都宮市、晴れた日のドライブで日光街道を走り抜けちょっと曲がって寄り道しよう♪
そこで皆が待ってる！

最近ではちょくちょくTVにもでるし園内が少しずつ綺麗にリニューアルしてる、宇都宮動物園。
チャラつかないノスタルジック漂う園、隠れた穴場。
いざ、宇都宮動物園のお手並み拝見

〜おしながき〜

其の一：餌あげが楽しい！

今回これだけは絶対と強くお勧めしたい。
宇都宮動物園に来たらまずは入口で餌を買おう。
そうです、なんと宇都宮動物園では園内の動物ちゃん達に直接ご飯をあげる事ができるのです。

実は動物園好きな私は、道の駅や御朱印巡りと並行して動物園や水族館にもちょいちょい立ち寄ってます。
餌やり自体は各地の動物園でもやってるけど普通はウサギやモルモット、リスなどのの小動物系やヤギなどが多い。
しかし宇都宮動物園は比べ物にならないほど沢山の動物と触れ合う事ができる穴場スポットなのです。

ご飯を沢山買おう！

まずは、とにかく黙って1400円（大人入園料）＋餌袋（1袋100円）を他のお客さんに迷惑にならない程度に買いまくれ！

そして中に入り夏季限定のプールを通り過ぎ、いよいよ動物ゾーンへ。
その間様々なオブジェがありかなりカオスってますが、詳しくはまた後程。
とにかく最初の一周は動物達に餌をあげてあげてあげまくれぃ！

注意
中には餌をあげてはいけない動物もいるので説明書きはちゃんと守ろう。
餌の持ち込みや園内で買ったご飯をあげるのはダメ！絶対！
勝手なご飯をあげてしまうと動物達の食事バランスも崩れてお腹を壊す原因にもなります。
いつまでも元気な動物達と楽しく触れ合う為にも絶対守ろうね！

（初級）小動物にあげよう

まずは大抵の動物園で餌をあげる事ができる一匹や一羽呼びの可愛い系のもふもふ小動物。
安定の愛くるしさですが餌やり体験としては序の口。そのため、あまりご飯がもらえないのか比較的お腹空かしてます。

（中級）中動物にあげよう

さて、お次はもう少し大きな一頭呼びの四足歩行。
人を乗せたり農業を手伝ったり、乳を絞られたりチーズにされたり、芸を仕込まれたり。
何かと人間と関わる機会の多い子達ですが、こちらもりんどう湖レイクビューなどで餌やり体験できるし、ふれあう機会も多いためまだ中級。

（上級）ここでしか体験できない？！

宇都宮動物園以外では、餌やり体験に出会った事がない大物さん達！
中でも一番人気は首の長いキリンは、餌を持ってウロウロしてると頭上からキリンの大きな顔に見つめられています。
そして、手を伸ばして餌をあげると長い首を傾けながら長い舌でニンジンをくるりと巻いて食べます。
その結果、キリンの舌が紫色だということをここで初めて知る。
象は距離があるので頑張って届くように投げてあげてね。
下に落ちちゃうと一生懸命鼻を伸ばして取ろうと頑張るのですがかなりきつい片足バランスになってしまい苦しそうで可哀想。

しかし、私がいつも元気にしてるか気になるアイツはキリンや象の様な花形スターではないのです。
そんなアイツとは小屋も目立たずスルーされがちなヤマアラシですが、脱力系な顔をしていて見れば見るほどハマる。
ちなみにご飯を食べる時なぜか必ず目を閉じるのがとても可愛い。

（特別編）ホワイトタイガー餌やり

こちらは残念ながら別料金の特別コースです。（私が見た日は子供限定みたいな感じでした）
なんとこの大きなホワイトタイガーちゃんはまだ０歳なんですよ。
とっても大きいしお肉を見ると目の色が変わる、すでに立派な肉食獣。
餌やり前に飼育員さんのトークがありましたが、ホワイトタイガーちゃんは飼育員さんの前ではゴロゴロ甘えていて猫の様でした。

其の二：手書き看板が面白い！

この辺りから宇都宮動物園らしさが出てきます。
数年前に行った時より塗装の塗り直しやオブジェが増えていたりとだいぶ力を入れているのが分かりますが、中でも以前はなかったモノに目を惹かれました。
園内の至る所にある看板！
ちゃんとその動物の檻の前に描かれているのは、まるで動物達の表札。
なぜか猿山だけ宇都宮餃子館の健太くんですが…
こういうオリジナリティ・地元の人達で創ってる空気が宇都宮動物園の魅力の一つと思います。

まだまだ見つけきれなかった看板があるはず？！
行った方は是非見つけ出してください★
園内には栃木が誇るとりっくあーとぴあ？っぽい壁画もありました。

其の三：触れない動物も可愛い！

猛獣達とは触れ合う事ができませんが、檻の中から可愛らしい姿を見せてくれます。
また、動物達は大抵15時過ぎるとお昼寝モードになりますが、動かずカメラ目線だけサービスしてくれトラやお気に入りの場所（台座の壁際の端っこ）に絶対座りたくて上に乗り合いながら奪い合うライオン、オシッコを飛ばしやすい子、ヒーターの真下で固まって暖をとるミニブタ達や、何故か皆同じ方向を向いてバラバラに座ってるマーラなど。
生態や性格は様々でとても愛くるしいんです。
ただ、チンパンジーには要注意です！
騒々しく騒ぎ出したらすぐに檻から離れてね（汗）

其の四：愛ある他己紹介

そして愛が溢れる説明書きも素敵。
今回私が驚いたのは…
ライオンはネコ科で２番目に大きいってことと、
ヤマアラシはネズミ科で３番目に大きいって事。
両方の順位に驚いたのではなく、それぞれの１番が意外でした。
ネコ科の１番とネズミ科の１番大きな動物、皆さんはわかりますか？

正解は、
ネコ科→トラ
ネズミ科→カピバラ
百獣の王っていうくらいだから、ライオンがネコ科で一番大きいのかと思いきや一番はトラでした。
たしかに、先ほどのホワイトタイガーちゃんも０歳であの大きさだもんね。
そして、カピバラがネズミ科で一番はまぁわかるとして、２番目がビーバーなんですって。
つまり、カピバラ＞ビーバー＞ヤマアラシ。
たしかにカピバラさんの胴回りは凄いけど、ヤマアラシもビーバーも相当長いよな…
そんなアレやコレや考えながら巡れて大人もたっぷり楽しめる動物園。

其の五：オブジェがカオスチック！

勘の良い方なら入口から感じ取れるかもしれませんが…
なぜかフロントにゴジラいるし、奥に天守閣が見えましたし…所々動物に紛れてナニカが潜んでいるので心の中でツッコミながら回るのも楽しみの一つ。
（※リニューアル後は色鮮やかで可愛い動物さんが増えたのでだいぶ謎のナニカの割合は減りました。）

私の中での宇都宮動物園といえばコレ！
アニメ調でのほほんとしたリスやバンビと小人さんの後ろで大きな口を開けて潜んでるリアルカバ…
そして本物のシカがいるのに無理やり檻の前にたたずむシカオブジェ…
他にもここにはあえて載せませんがシュールなキャラクターが沢山で終始突っ込まずにはいられない！癖になる不思議な魅力。

其の六：遊園地があたたか〜い！

実は園内には乗り物も楽しめる遊園地があります。
入園料は動物園とセット料金なのでかかりませんが、乗り物は別料金になります。
こちらもリニューアルでだいぶ綺麗に
また、今回初めて見たドッグショーは無料でなかなかの見応えでした。

本当に皆お利口さんですが、やはりステージ慣れやその子の本来の性格が垣間見えてそれがまた可愛い・楽しい・愛くるしいの三拍子。
一番左のでん君は身体は大きいけどまだ新人ステージも慣れてないし甘えん坊。
ステージの合間ずーっとこっそりとお姉さんに甘えていたのを見逃さない。
その隣のななちゃんは座り方からも分かるくらいベテランのしっかり者でした。
そしてステージの横には売店もあってフード＆ドリンクもあります。アルコールもあるけど運転する人はダメよ！

其の他：人とも触れ合える！

宇都宮動物園の魅力は動物との触れ合いですが、人との触れ合いも楽しめます。
そのひとつが顔抜き。
新幹線の様な手書きパネルもよく見ると顔抜き（檻）になっています。
大人数で訪れる皆さんは是非この檻抜きをやっていただきたい！
沢山の猛獣を運ぶ列車で素晴らしい作品に仕上げてください。
しかし「宇都宮とんこつ行」、宇都宮なら「餃子行」の方が良い気がするのですが、もしやこれは檻に入る人＝豚でとんこつ行きって意味？
むむ、やりかねん…💦
宇都宮動物園ならそのボケへの誘導やりかねん。

ネコ園長〜後ろ、後ろ〜！！
肉食熊さんが口をアングリ。ガッツリ狙いにきてます！（笑）
そして帰って写真を見て気づきました。
写真右上の鉄塔の上にうさぎさんがいます♡
今回沢山写真を撮ったつもりでしたがまだまだ見つけきれてない隠れた動物さん達が居そうですね！
お土産コーナーも子供達が喜びそうな物から、大人にも嬉しい栃木土産など揃っており、狭い一人ずつの入場口からは想像ができないくらい立派な観光地でした。