鬼怒川温泉駅周辺【グルメ・SL大樹・観光案内所】
首都圏から比較的近く行きやすい鬼怒川温泉。
東武鬼怒川線を降りると出迎えてくれるは、金棒持った鬼怒太郎。
誰が言ったか、鬼のパンツは良いパンツ。
鬼が怒る川なんて、字面は怖いが街はまったり。
そんな鬼怒川温泉駅周辺の…お手並み拝見!
〜おしながき〜
鬼怒川温泉の門番:鬼怒太郎
冒頭でも触れましたが、鬼怒川は鬼が怒る川とす怖い字なんです。
響ききぬがわって絹(シルク)のようで柔らかいのにね。
そんな鬼怒川温泉は、昔は箱根や熱海と並び東京の奥座敷と言われかなり賑わった観光地だったようです。
会社の団体客など沢山来ていたけどバブル崩壊、リーマンショックなどの影響により次々と温泉宿やグループ会社が倒産。
私が初めて鬼怒川温泉に泊まったのはちょうど10年ほど前でしたが、その時にもすでに街は鄙びており温泉宿も潰れて廃墟になっているところがちらほら。
(当時泊まったホテルも潰れてしまいました)
鬼怒川の温泉や名前の由来
そんな鬼怒川温泉のお湯はアルカリ性単純泉で無色透明の無味無臭。
火傷に効能がある滑らかなお湯でとても入りやすいです。
温泉にハマりはじめの頃は硫黄泉とか濁り湯とかクセが強いお湯が好きで草津や奥日光に通ってましたが、年齢を重ねるごとにアルカリ性単純泉が肌に合うようになり鬼怒川に来ることが増えました。
鬼怒川のお湯はもう枯れているという噂もあったけど、温泉宿自体減ってる今はどうなんでしょうかね?
そうそう、鬼怒川の名前の由来ですがいくつかありますが、私の中でしっくりきた2つを紹介!
【鬼怒川の由来】
①鬼が怒るように荒々しい川
②昔絹村で絹を洗っていたことから絹川→鬼怒川
どちらもありそう!
でも町おこしやご当地キャラ的にはやっぱり絹より鬼怒ですね!
駅前や橋などあちこちに隠れている鬼怒太郎を見つけると、鬼怒川にきたな〜と改めて感じます。
鬼怒川コンシェルジュ:観光情報センター
目的のない旅ならまずは情報収集!
鬼怒川温泉駅の広場をでて目の前に鬼怒川・川治温泉観光情報センターがあります。
沢山のパンフレットや各種お祭りのお知らせやチラシ。
その他ダムカードや鉄道娘スタンプの情報もゲット!
さらに、鬼怒川温泉神社の御朱印までゲットできます。
しかし、この日棗さんの目に止まったのは…お茶会?!
そうなんです。この日駅前ではあるお祭りで盛り上がっており、観光センターでは先着200名で無料お茶会体験ができたのです。
お茶会体験といっても、別に正座したり細かいしきたりを習う訳でもなく椅子に座っていると綺麗に着物を着付けたお姉さん達が、抹茶と鬼怒川名物きぬの清流を持ってきてくれました。
(何度もいうが無料!笑)
そのあるお祭りとは…
鬼怒川温泉春節:鬼祭り
2020年は1(土)、2(日)に開催。
たまたま宿泊した翌日に鬼怒川温泉駅の方に行ったらテントはあるし人は賑わっているしで気になって寄ってみたらこんな素敵なお祭りに出会えました。
節分の季節、鬼は〜外!ですが会場には鬼怒太郎以外にもゆるキャラなど沢山の鬼で溢れてます。
各地で豆を投げられて逃げてきた鬼達が鬼怒川に避難してきたのかもね!(笑)
だってここでの掛け声は、「福は〜うち、鬼も〜うち」なんだって!
嘘みたいな本当の話。
節分の時期に鬼怒川に泊まるなら是非参加してみてください!
「鬼まつり」は、節分の「鬼」と鬼怒川温泉の「鬼」をかけた、鬼怒川温泉ならではの節分祭です。
https://www.tochigiji.or.jp/s/event/7404/
節分以外でも鬼怒川温泉駅前の広場では定期的に色々な催し物をやってるので、ぶらぶらしてみるのも楽しい。
駅前にある転車台で迫力満点のSLだって見れちゃう!
鬼怒川SL:大樹
東武鉄道が2017年8月に約半世紀ぶりに復活させたSL列車。
栃木県日光市の下今市駅〜鬼怒川温泉駅の約35分間を走ります。
SLって不思議な魅力がありますよね。
当時を知ってる人が懐かしむのはわかるけど、リアルタイムでみたことがない子供達も好きなんですもん。
私も全く興味がなかったのですが、こうして旅先で偶然見かけるようになってテンションが上がるようになりました。
道の駅で見る藁SLが多いですが…今日は本物♡
この大樹、なんと1000円で乗れます!
しかも駅舎や跨線橋がとてもテンション上がる作りのようです。
しかし、乗らなくても大樹はその姿を駅前までお披露目に来てくれます。
姿を表すのは1日3回(10:30、13:50、17:25)
二日目の観光でホテルチェックアウト後の10:30が狙い目!
目の前に大きなSLがやってきてお立ち台でターンする姿は、パリコレのトップモデルさながらの圧巻パフォーマンスです!
そして大きなSLを見たあとは、小さなSL(日光埋蔵金弁当)を買って帰るのもオススメです。
「大樹」は、世界遺産「日光の社寺」である日光東照宮から連想する「将軍」の別称・尊称であり、自立式電波塔として世界一の高さを誇るタワー「東京スカイツリー®」を想起させることから、力強く…
https://www.tobu.co.jp/sl/
鬼怒川グルメ:駅前飲食編
この辺りでは一番大きな駅ですが実は食事に困る鬼怒川温泉駅。
ホテルが多くて意外にもお店が少ないのと、アイドルタイムで昼過ぎに到着すると閉まってるお店も多いのです。
そんな中、比較的良かったお店を紹介します。
れすとらん八家
駅広場の右側にああった年齢層の高い雰囲気の中、唯一目を引く若者も入りやすそうなお店。
一階はバームクーヘン屋さんで窓からはグルグル回る大きなバームクーヘンが目印。
レストランは二階ですが見た目のカフェ感からは想像がつかない、美味しいまいたけ天蕎麦を注文しました。
※なんと、ブログを書きながら調べたら2019年3月31日に閉店していました。
51年も続いた長いお店だったそうです。
せっかくなのでお店の記録をここに書いて残しておきますね。
いまはバームクーヘン工房の横にはちやカフェがあるみたいです。
こちらもいつか行ったら追記しまーす。
他にも丼物やうどん、お酒やおつまみもありご年配客も多かったけど、見た目のカフェ感どおりのスパゲティーやカレーなどの洋食メニューも沢山揃っていました。
そして鬼怒川ご当地ビール、とちおとめビールがあります。
伊豆にもいちごビールがあり以前飲んだことがあるよですが、カシスビール好きな棗さんはとても好きな味。
実は日光って肉に卵にまいたけに湯波にお米に、すっごくご飯が美味しいんです!
だからかな?栃木の道の駅で売っている物って種類も多いしすっごく美味しいんですよね。
そんな日光食材を使ったれすとらん八家さん。
帰りは一階でおやつのバームクーヘンを買いたいところ。
バームクーヘン工房はちや公式サイト
和食レストランこだか
もう一件。
こちらは駅から少し歩きます。先程の八家から奥へ。
一階はお土産売り場で食事は二階になります。
閉店間際に行ったのですが、快く受け入れてくれました。
一人で貸し切り状態になってしまい申し訳無くて早々に出てしまいましたが…(しっかりビールは飲んでる)
こちらでは温泉麦酒を注文。
なんと、鬼怒川温泉水を使っているらしい!!
早めに温泉地に着いて昼から飲むお酒って美味しいよね〜。
ここでは栃木といったら…の、餃子と湯波をいただきました。
和食れすとらんこだか 食べログ
鬼怒川温泉駅について
まだまだ探せば沢山お店はあるし行ってみたいのですが、どこもチラッと寄ってハシゴできる感じではないんです。
(一件でがっつりと食事をするお店がほとんど)
そしてホテルで食事をつけると夜はいけないし、昼間は到着後は閉まってる所が多いし…いまいち個人的には開拓が進まない街です。
それでも行く度に少しずつ駅前が綺麗になっているので、これからが鬼怒川の復活に向けての頑張りどころですね!
最後になりますが、駅前広場には足湯もあるしイベントで猿回しをやっていたり、土日にいけば何かに当たる確率も高いです。
鬼怒川温泉駅、結構なお手前でした★