数年ぶりの草津です。
ここに来るときはいつもおおるり温泉グループ。
私の中では、THE食事よりも温泉♨️な観光地です。
(草津にもおおるりにも失礼😅)
老若男女にも故人にも現代人にも愛される温泉地、草津。
今回はそんな草津温泉のメインスポットとも呼べる湯畑周辺の…おてなみ拝見!
〜おしながき〜
草津温泉名物、湯畑
草津温泉街に着くと硫黄の匂いがしてきますが、湯畑に着くと凄いです❗️
見た目もとてもインパクトのある薄緑色の大きな畑。
この景色を見ると、草津に来たな〜という気分になります☺️
コロナ禍以降も休日は湯畑周辺には人が溢れている。
さすが草津温泉!
名勝「湯畑」は、1,112m2、52℃の温泉が毎分4,040ℓ湧出している草津を代表する源泉地の一つ。
中央にある7本の湯通は全長40mあり、ここに温泉を通す事でお湯を冷まし、各宿泊施設や共同浴場に給湯しています。
湯畑はとても印象的な形をしていますが、1975年に岡本太郎氏が町から依頼を受けデザインしたもの。
大きく3つのゾーンに分かれていますが、まずは大きなお湯の溜まり場「御汲み上げの湯」と呼ばれる熱湯ゾーン。
湯の花ゾーン、御汲み上げの湯
池の中にある木枠は300年以上前のもので、江戸城にいる徳川将軍にここから汲み上げたお湯を届けていたそうです。
千年以上にわたって湯の花が沈み、池の底は真っ白というか淡いクリーム色に染まっています。
ph2.08の強酸性ですが草津ではもっとも肌触りが良い源泉と言われているそう。
それにしても…この硫黄臭がたまらん😍(匂いフェチでも臭いもの好きでもないのですが…温泉の硫黄臭だけは大好きなんです)
冬など寒い日は湯畑からもうもうと立ち上がる湯けむり、いい雰囲気☺️
冷却ゾーン、7本柱
これこそ草津温泉湯畑の役目。
草津の源泉はとても熱くてそのままでは入れない&硫化水素など有毒な火山性ガスも時には含ませるそう。
そこで昔の人は、一旦お湯を空気に触れさせて冷ましながらガス抜きもする方法を編み出しました。
それが湯畑。
水で薄めたりしないので温泉成分も薄まらない…素晴らしい古人の知恵。
この湯桶は腐食に強い赤松で強酸性に弱いクギは使わず木の組み合わせで作っており、雪や雨が入らない様に透明な蓋がついていたりと、いろんな工夫がされているます😊
冬はしっかり蓋ガード!
湯滝ゾーン、源泉掛け流しを運ぶ
最後の3つ目のゾーン。
滑り台がある公園みたいな広場。
しかし滑り台を滑るのは…
湯桶から流れ着いたお湯が、どーーん❗️
一つにまとまって落ちてきます。
この滝壺の近くから眺める風景も迫力がありお気に入り☺️
実は湯滝ゾーンは二つの池に仕切られており滝壺のお湯は草津にある宿の約半分に届けられますが、真っ青で綺麗なエメラルドグリーンのお湯は捨てられてしまうそう。
因みに個人的分析では、このエメラルドグリーンの色は夏場の方がくっきり綺麗に見えます。
(冬場は湯けむりでぼやけるので濁ってみえる)
しかし池がなぜ二つに分けてるのか?
なぜ片方はエメラルドグリーンなのか?
その点はまだ私の調査不足なので今後も引き続き調べてみたいと思います。
このエメラルドグリーン色も草津に来たな〜と感じますよね。
池の上には黒ずんだ灯籠がありますが、なんと江戸時代に建てられたものなんですって❗️😳
この池の横の階段を上がると御汲み上げの湯の方に戻れます。
湯畑着いたらまずはぐるりと一周しちゃいますよね。
どこから見ても草津独特の景色が楽しめて好き。
やっぱりちょっと他とは違う、別格温泉地です❤️
夜は別の顔、湯畑
ところで、湯畑周辺にはお店があるので日中観光客で賑わっておりますが、私は夜の湯畑もとても好き😌
浴衣を着てプラプラ散策すると気分は文豪、一句浮かびそうです。
🐰「湯煙や〜、街灯うかぶ、ああ湯煙や〜」
そうなのだ。
夜はイルミネーションで湯煙がとても幻想的なんです。
人が少ないこの湯けむりに囲まれた湯畑をのんびりと一周するのも密かな楽しみ🥰
特に私のお気に入りは、夜の湯滝ゾーン灯籠付近。
みよ、このラスボス出てくる感!
(イケメン悪の貴公子が降りてくるよね?)
そして昼見たらただの黒い灯籠も、月明かりとセットになると時代劇のワンシーンにトリップ…
(この灯籠から不思議な声と光も出てくるよね?)
個人的に、夜の湯畑散策は冬をオススメします。
湯けむりとライトアップで異世界気分✨
ただし寒いので、浴衣で散策する時は暖かくしたり途中の足湯で温まりながら楽しもう!😊
大人気の足湯は入浴禁止!
当たり前と思うのですが、書かれていると言うことは過去にそういう人がいたのでしょうか❓😅
湯畑中央付近には大きな足湯があり休日になると満員になる位集まります。
私は初めて行った一回しか入っていませんが、温泉旅行に来た気分を盛り上げてくれますよ。
草津来て温泉がない宿に泊まる人も少ないと思うけど、この足湯のおかげで日帰り旅行者も草津のお湯を味わえるってことですね。
お湯はさらさらでとても気持ちいいけど、熱めなので上がった後は靴下を履いたみたいな形で肌の色が変わるんです。
若い女の子もおじいさんも子供も皆、足湯を上がった直後は同じ靴下を履いてます。😁
草津に歩みし百人
湯畑を囲む様にある石の手すりには何やら人の名前が書いてあります。
源頼朝や巴御前など歴史上の人物から、近代の総理や俳優など。
いつかビッグになって101人目に載ってやる!…という棗さんの野望虚しく、2014年には101人目としてテルマエロマエの主人公ルシウスさんが載ったそうです。
何度か訪れているもののあまり気にしていなかったので、今後は注意して写真に収めておこう。
後で歴史を振り返るのも楽しい。
足湯やベンチで休憩しながら101人の名前をじっくり見て歴史を感じる楽しみ方もアリですね。
熱乃湯で湯もみモミモミ
湯畑の周りはお土産屋さんや飲食店に囲まれていますが、中でも有名な観光スポットはこちらの熱之湯。
入場料はかかりますが湯もみと踊りショーが見れます。さらに湯もみ体験もできます。
私も初めて草津に来た時は見たけど中は混み合ってて大人気でした。
今年以降はコロナの影響で、もしかしたら入場制限とかあるかもしれませんが…相変わらずチケット売り場には人が並んでいました。
中はお湯の湿気で保湿100%状態。
実はこの湯もみ板、かなり大きくて(スノボ よりも大きい)重いんです。
しかもお湯の抵抗で相当の力仕事だと思いますが、毎日やってる湯もみのおねぃさん達はお茶の子さいさい。
ざっぱーん💦💦
お湯飛沫が跳ね上がる様子は迫力満載❗️
草津にきたら一回は見ることをオススメします!
白旗の湯
温泉マニアがハマる草津の魅力といえば、共同浴場。
無料で質の高い温泉に入れるなんて素敵ですよね。
共同浴場は19箇所あるそうですが、基本的に地元の人達の生活費で使う浴場。
観光客が利用できる浴場は限られているそうなので、利用する方は事前によく調べて迷惑をかけない様に入らせていただきましょう。
熱乃湯の大きなモダンな建物の隣に、小さな古めかしい共同浴場「白旗の湯」があります。
こちらは一般客も無料で利用でき私も行ったことがありますがほぼ源泉で熱すぎて、入ったとは言えない状態。
数秒で退散。🐰💦
ダチョウ倶楽部ばりにアチアチ言ってたら、地元のお婆さん達に笑われちゃった。
(共同浴場は騒がず迷惑をかけない様に入りましょう)
外にある源泉。
下からはポコポコと気泡(ガス?)が出ています。
なんと、1193年源頼朝が発見した温泉⁉️
ちょっと混乱するのが、この辺り「白旗源泉」→「御座之湯」→「白旗之湯」という並びになっております🐰??
因みに白旗の湯は元々御座の湯という名前でしたが明治30年に頼朝の白旗に因んで「白旗の湯」に改称されたそう。
しかし、ある時急に御座之湯ができていたのです❗️
御座之湯
こちらの立派な温泉施設は有料。
二階建ての新品の建物は今時の日帰りスパの様。
初めて草津に来た時にはなかったのですが、平成25年(2013年)に源頼朝が入った温泉を再現され建てられました。
私はまだ入った事はありませんが、中は「木之湯」と「石之湯」という2つの温泉があり、「湯畑源泉」と「万代源泉」2種類之温泉を楽しめるそう。
さらに浴衣貸し出しプランもあり、可愛い浴衣を着て湯畑を散策できるなんとも女子ウケのよいサービスがあります。
草津温泉の魅力って沢山の源泉がありそれぞれ違う効能のお湯を楽しめるところだと思います。
私はまだそこまでマニアではないので、「◯◯源泉」が多くただただ混乱。(笑)
源泉閣、わたの湯源泉
白旗源泉の左、お寺の入口を挟む様に向かいに古めかしいとても素敵な建物があります。
湯畑源泉閣というとても歴史がありそうなお店ですが、なぜかたこ焼き、もんじゃ、お好み焼きなど温泉街には意外なメニューがあります。
そんなお店の地下から自噴する源泉。
強酸性にもかかわらずソフトでまるで綿に包まれている様なお湯という事で「わたの湯」と名付けられたそう。
変化があるもの、ないもの
こうやって数年間にわたって訪れた草津の写真を眺め返してみると、全く変わらない良さと新しく変わった良さが融合している観光地です。
特に大きく変わったのは熱乃湯のリニューアルと、
湯路広場(湯治とかけているのが良き☺️)
こちらは2017年にオープン。夜はイルミネーションがすごいのよ。
他にも湯畑周辺のお店の変化について書こうと思いましたが、湯畑だけで盛りだくさんになってしまったので、周辺のお店については次回に続きます。
まだまだ草津観光の魅力スポットは続く❗️
良かったら他の記事も読んでくださいね🤗
湯畑周辺の飲食&遊びスポット
湯滝通り&西の河原通り(前半)
西の河原通り(後半)