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祖母井神社@栃木県芳賀郡【三光大明神と飛竜の杜】

たかねざわ元気あっぷ村から次の道の駅に向かう途中、なんか後ろ髪を惹かれ寄った神社です。
栃木県道61号線沿いの大きな駐車場のホームセンターの横にひっそりと佇む、祖母井神社(うばがいじんじゃ)。
誰も人がいない小さな入口を抜けるとそこには驚きの…!
行き当たりばったりな一期一会、祖母井神社のおてなみ拝見!

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祖母井交差点に現れる鳥居

栃木県道61号真岡那須烏山線、祖母井交差点という場所にあります。

信号前にある黄色いハタと、この標識が目印です。

駐車場が広くて、神社入口の鳥居は少し奥まった所にあります。
こんな車通りにあるとは思えない…立派な石の鳥居。

ここから先は神様の領域です。
ちなみに鳥居には赤と白とたまに金とかありますが、色で意味が違うらしいです。
白は神聖な色で邪気を寄せ付けない、神様の領域の境界線の役割だとか。
石は白に入るのかな…?

中に入るとすぐに祖母井神社についての説明書の看板がありました。

祖母井神社は、「うばがい」と言う地名の発祥の地と言われている姥ケ池(栃木の自然百選)から西に五百米、芳賀町の中心である祖母井の街を見守る位置に鎮座し、久安元年(平安時代)の創立と伝えられ、芳賀の里の人々を見守り、心の安らぎを与え、親しまれてる鎮守様として崇敬されてきた。
栃木県指定文化財の御本殿は、明和七年(江戸時代)に当地の豪農、横堀仙左衛門により寄進されたものであり、氏子崇敬者の誇りとして大切に保存されている。境内地の隣にかつて住んでいたことがある故川口松太郎の自伝的小説「破れかぶれ」にも書かれている夏祭(とちぎのまつり百選)は、御輿の渡御をはじめ、祇園囃子による山車、屋台の引廻しなどがあり、まつり最大の神事として、五穀豊穣、無病息災などを祈願する「献灯の儀」が町内の若衆により、古式ゆかしく厳かに執り行われる。

御祭神:彦火火出見命、木花開耶姫命、須佐之男命
御神徳:縁結び、健康、厄除け

とちぎ旅ネット

川口松太郎さんという方の句碑がありました。
神社って句碑多いですよね。
俳句や歴史を学んだらさらに楽しみ方が変わるのかな〜?(もう少し歳を取ったら魅力がわかるかも?)

紫陽花の手水舎

句碑のすぐ横には手水舎があるのですが、こちらの手水舎がとっても素敵。

コロナの影響で残念ながらお水は止まっていたのですが…
お水で手と口を清められない代わりに、紫陽花で心を清めてお参りしてね!だって。

中を覗き込んでみると…わぁ🥰
綺麗な紫陽花ですよ〜。

今年は紫陽花も変な時期に咲いたりまばらにに咲いてるのしか見ていなかったのですが、とても綺麗な紫陽花にお目にかかれて嬉しかったです。
神社には、全く人の手が入っていないような無人の神社や人の手ががっつり入って観光地化している賑やかなパワーあふれる神社などありますが、こちらは人が見えないけどひっそり気配だけはする…そんな静かな神社でした。
私は手水舎から、その神社や宮司さんの雰囲気が伝わってくる気がするんです。
どんなに人が多くても手水舎が整っていないとなんかピンとこない。
逆に手水舎が綺麗に整っていたり小さな気遣いがあると心がとても穏やかな優しい気持ちになれます。
今回は紫陽花で日本の四季とコロナに負けない優しい力強さを感じました。

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境内はバリアフリー

入口から奥に奥に…意外と広いです。
山中ではなく普通の県道の途中にある神社なのでそこまでので段差はありませんが、四段の階段にもバリアフリー対応。
…うん。やっぱりなんかこの神社いい😌

小さな拝殿。
でもちゃんと綺麗に整えられています。
ここで、ちょっと迷った。
私が知ってるのは二礼二拍手一礼(出雲大社は四礼)なんですが…こちらは
一礼
願いごと
二礼
二拍手
一礼…らしいです。

こちらについて、詳しく知りたかったのですがネットなどには載っていなく謎のままです。
参拝ルールの違いってなんなんでしょうね?
神様によるのかな?地域によるのかな?

良縁むすびの占い石

拝殿の向かいに何やら謎のスペースがあり、神社の情報掲示版があります。
その下にキニナル物が…。

狛犬のように石が二つ並んでいます。

看板があるので読んでみると…

良縁むすびの占い石
目をつぶったまま、西(参道側)の石より、東の石へ無事たどり着くことが出来れば、良きご縁に恵まれ、めでたく結ばれるという占い。
周囲にお気を付けて、お試し下さい。

良縁むすびの占い石看板より抜粋
良縁むすびの石(東)
良縁むすびの石(西)

すごく短い距離なので、ほぼ100%たどり着ける…恋愛を後押ししてくれる優しい石🥰

ところで、こういった縁結び石はあちこちの神社で見かけますが由来が気になり調べてみました。
もともと昔、目隠しをした者が手探りで一定の距離を置いた物をたどり着けるかどうかで神様のお伺いを立てる遊びがあったそうです。
スイカ割りもその名残らしい。

飛竜御柱と四神

むかしの格闘アニメやゲームの技みたいな名前です。
風水?方位学みたいな感じでしょうか?
そもそも神社の鳥居の色が方位に基いてるという事は冒頭で少し触れましたが、方位の色や神様(四神)もありますよね。
四神は少女漫画ですら出てくるし、厨二心をくすぐられる…。

御柱の北と南には飛竜の絵馬がかかっており、北側が陰気、南側が陽気との事ですがなんとなく陰気って良くないイメージがあります。
でも陽気が善とか陰気が悪とかではなく、どちらか片方があってはじめて存在するらしい。
この辺り、神様の教えとか信仰する宗教とか難しい事はあまりよくわからないのと、私は敢えてあまり考えない様にしています。
ただその神社やお寺や景色や御神体や御神木、景色や空気が素敵と思ったそのままを受け止めたい。
そこから気になった事は調べる…そんな一期一会に身を任せ…(決して調べるのが面倒くさいとかじゃないです…決して…😗)

御柱の周りにはロープが張られ、足元に東西南北の四神が描かれたパネルがあります。

北の玄武(げんぶ)
北方を守護する水神。
玄は黒を意味し、黒は五行説では北方の色で水をあらわすそうです。
姿は足の長い亀で尾が蛇。
冬のことを「玄冬」ともいうらしく、玄武は冬の象徴。

東の青龍(せいりゅう)
東方を守護する長い舌を出した龍。
青=ブルーではなく、緑色植物の緑が本来の色。
俳句の春の季語で「青帝」、また春のことを「青春」ともいうらしく、青龍は春の象徴。

南の朱雀(すざく)
南方を守護する火の象徴でもある翼を広げた鳳凰様の鳥。(正確にいうと朱雀≒鳳凰らしい)
火の鳥ですね!
夏のことを「朱夏」ともいい、朱雀は夏の象徴。

西の白虎(びゃっこ)
ホワイトタイガー!🐯ガオ❗️
俳句の季語「白帝」と同義で、白虎は秋の象徴。

そして中央の御柱にいた飛竜ですが、飛竜は四神の長で黄龍なんですって。
こうやって調べてみると、どうやら五行とか四神とか…中国の自然哲学の影響を強く受けてそう。
たまたま見つけた小さな静かな祖母井神社、また一つ新しい発見に出会わせてくれてありがとうです🥰

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祖母井神社の御朱印・御利益

静かな神社ですが、拝殿横に社務所がありました。
せっかくなので御朱印を頂きました。

こちらは御朱印帳には書かずに、紙でいただくタイプ。
飛竜に黄金の印。
なんと、2020年限定の金の御朱印だったらしいです❗️
偶然にもなんとも素敵な御朱印をいただけました。
三光は、太陽・月・星の事。
御朱印右上の赤い印が三光かな?

御朱印が入った袋には「星宮三光大明神」と書かれています。
こちらの神社は平安時代に建てられ当初は「上之宮」と「下之宮」の二宮あったのですが、江戸時代にこの場所に移管され「星宮三社」となり、明治六年に「祖母井神社」と改号されたそうです。

御祭神(御利益)
・彦火火出見命(産業発展、良縁結び)
・須佐之男命(厄難消除、方位除)
・木花開耶姫命(安産、子育て)

祖母井神社の詳細

栃木県芳賀郡芳賀町祖母井749番池
028-677-0277

250年以上昔より、神社の夏祭りとして盛大に執り行われる祇園祭は7月下旬の土日に行われます。
おそらく今年はコロナの影響を受けて中止だったのかな?
ネット検索しても今年の詳細出て来ず!😭
地域の祭りって子供の頃の思い出としてずっと残るから…早く復活できる世の中になって欲しいですね。
今の子供達も今しかない思い出を沢山作れます様に…😌

芳賀町観光協会 祖母井神社のページ

https://hagamachi-kanko.com/play/97

祖母井神社、結構なおてまえでした★

棗 一期: 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。 ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、 一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ! なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ! 人生楽しんだもん勝ち!