草津ペンション五郎次をチェックアウト後、駐車場横にある大滝温泉方面に向かう道(大滝乃湯通り)を東に進みます。
その昔冬季休業期間がある事を知らずに行って、何もできず泣く泣く帰ってきた草津中和工場を目指して。
今回は入れるかな〜?
いざ、おてなみ拝見!
(※数年間の写真をおりまぜて掲載しているため画質や背景・季節がバラバラですがご了承ください。)
〜おしながき〜
寂しい東エリア
草津のマップというとやはり湯畑を中心に描かれますが、今回進むのは東側。(下記MAPの右下の横に伸びる道)
因みに、西側(MAP左下)の縦の道をずっと下の方面に行くと草津温泉の出入口なのでお店も多く道の駅草津運動茶屋公園もあります。
そんな賑やかな人の多い西側とは真逆に、進めば進むほど人の気配がなくなる東側ですが、川が見えてきました。
草津の温泉水が集まる川ですが…
途中でチョロチョロと白い液体をかけています。
その先は濁った川。
なにー‼️川を汚すとは許せん!😡
これは成敗しなければ…とその先にある施設に乗り込みます❗️😤
その施設とは…
草津中和工場の役割
草津のお湯は強い酸性であることは有名ですが、ではその使ったお湯が流れる川は…?
もちろん酸性。
しかし酸性の川のでは魚が住めないだけではなく、辺りに鉄やコンクリートを使った建造物が作れない(※後程説明)なんて大きな問題もありました。🥲
群馬を流れる吾妻川(あがつまがわ)には、草津温泉や万座温泉などを起源とする強酸性の水が流れ込み、また周囲の鉱山からの硫黄も含まれ、魚はほとんど生息しない死の川と呼ばれていたことも…😭
そんな吾妻川の上流にある湯川の水を、群馬県内で採れる石灰石を使って中和させているのが草津中和工場なのでした。
あの川にチョロチョロ流していた白い水は石灰水で、中和工場やその先の品木ダムのお陰で、今の様に吾妻川にも魚が住めるようになったらしい。
汚すなんてとんでもない‼️綺麗にしてくれていたのです。
冬季休業にご注意
そんな草津中和工場では、工場見学や環境体験アミューズメントがあるのですが…
雪が積もる草津、冬は長いお休みになるのでご注意ください。
以前何も調べずに乗り込んだら、閉まっていました。
人はおらず、関所の様な頑丈な木の門に遮られ、泣く泣く帰ったあの日。
あれから数年後のリベンジ。
門が…開いた‼️
ドラクエで初めてカギを手に入れ扉を開き新たな世界に向かう時の様な感動です✨😁✨
初めての潜入なので今回は見れる限りのところを…🔎
まずは、大まかな中和のしくみの案内板。
石灰石を作っている場所かな?
しばらくの間は休業中らしいのですが、コロナ禍前はガイド付き工場見学を開催していたそう。
どちらにしても私はこの後別の目的地を目指すのであまり長居はできません。
それなのに何故来たのか?それは…
ダムカード&ダムカルタ配布中
奥に進むと5つの小屋があります。
その1番手前の建物で、ダムカードを配布しているのが、御触れの小屋。
施設内は無人ですが、ちゃんとルールは守りましょうね。
各カード、1人1枚‼️😤
下に何かあると思って見てみたら注意喚起でした。
カードがごっそり持っていかれてしまったらしい。😢
ご好意で無料で貰えるますが…楽しみに来た沢山の人に行き渡るようにルールは守ろう、絶対‼️
でも各1枚といっても6種もあるんですよ😳
こんなに太っ腹な場所は初めてです。
ダムカードは、品木ダムと草津中和工場。
それの日本語版と英語バージョン❗️😳
さすが、コロナ禍前は外国人観光客も多かった草津温泉ですね。
次に、初めてのダムカルタ⁉️😳
ちゃんと読み札と取り札セットでありますが…1セットじゃ遊べない…😅
それにしても、道の駅霊山たけまやには中之条カルタも売っていたし群馬県の人はカルタ好きなのでしょうか?
pHものしり手帳
そんな嬉しい配布カードの横に、ある素敵なものを発見😍
pHものしり手帳
さすが、工場見学や体験アミューズメントがある施設。
お勉強になります☺️
この手帳には酸性やアルカリ性など懐かしい科学のお話から、中和工場の仕組みがとてもわかりやすく簡単に書かれまします。
さらに、実験も…pHを調べる方法。
付属のリトマス試験紙で、実際に身近なもののpHが調べられる⁉️😳
調べたらチェックシートに記録、記録!📝
次回から温泉に入る時はこれを使って測ってみようと思います🧐
工場見学をしなくてもこのコーナーだけで充分楽しめました。
そして、ちゃんと草津の歴史も学んできましたよ?
恐るべし、酸性の力
強酸性の水のせいで鉄やコンクリートを使った建造物が作れないという話は最初に書きましたが、その恐るべき力は展示物で確認することができます。
鍵やコンクリートの標本が並んでいます。
鍵は10日もあれば溶けてしまいます。😱
コンクリだって1ヶ月もあればこんなに脆く…。
(不思議なのですが小石は丈夫なんですね🤔)
そして硫黄泉にいくといつも硫黄の匂い〜と言ってしまいますが、実は硫黄自体は無臭なんですって⁉️😳
こういう工場は子供のための施設と思っていましたが、じっくり改めて見てみると知らないことや思い込みが沢山あったことに気付けて大人でも楽しめますね😆
草津の環境も学べます
全部見ていたら時間がないってくらい、沢山のパネルと情報。
この辺りはサラッと流し見ですぎてしまいました😅
チャツボミゴケって名前は聞いたことありますが、天然記念物らしい。
それにしても穴地獄ってすごい名前😅
野鳥も沢山。
謎の鳥の剥製がありましたが、山の中でこんな鳥が目の前にいたらびっくりしますね😳
百年石ってな〜に?
実は草津中和工場にきたもう一つの理由は百年石の体験でしたが、しばらくお休みのようでした。😫
「百年石スタッフに話しかけないでください」という謎の注意書きがありましたが、工場内に人が全くおらず残念ながら百年石スタッフにで会えなかった。(百年石スタッフって?!🤣)
で、百年石とは何かと言うと中和事業で使っている石灰の元(石灰石)を使って作る作品です。
石灰石にペンキで絵や文字などを描き、それを草津温泉に2日間つけておくと、強酸性パワーでペイントしていない部分だけが溶けて、立体的になります。
世界に1つしかない自分だけの旅の思い出を作れる体験小屋。
ちょっとやりたかったな〜😚
皆さんの作品が飾ってありました。
完成まで数日かかるけどペイント後の石は郵送も依頼できるので、旅行中の体験も可能です。
草津中和工場の詳細
更に今回足を踏み入れてないコーナー(ガイド付き見学ができる施設)もあるので、本気でじっくり見て体験するなら半日以上は時間に余裕を持って行くことをお勧めします。
群馬県吾妻郡草津町大字草津604-1
<開館期間>4月中旬~12月上旬
<開館時間>9:30~16:00
0279-88-5677
品木ダム水質管理所公式サイト
環境体験アミューズメント公式サイト