マンホールカード鴻巣市@埼玉【鴻巣市産業観光館「ひなの里」】
先日、埼玉県が香川に次ぐ全国第2位のうどん県という事は紹介しましたが埼玉県の秘めたるポテンシャルはそれだけじゃない!
実は、埼玉県鴻巣市は雛人形を始めとする節句人形作り全国第一位(そのシェアなんと約46%を占める)、日本を代表する雛人形生産地。
そんな雛人形の歴史が見れる鴻巣市産業観光館「ひなの里」ではパンジー柄のマンホールカードがもらえます。
「そこは雛人形じゃないんか〜い!」
とツッコミたくなりますが、ご安心ください。
近くにあるひなの里通りには可愛い雛人形の消火栓蓋もありました。
鴻巣市産業観光館「ひなの里」のおてなみ拝見!
〜おしながき〜
中山道の宿場町「鴻巣宿」
鴻巣宿の歴史
江戸時代、日本橋から7番目の宿場町として栄えていた鴻巣宿(こうのすやど)。
徳川家康の鷹狩り用の休憩地として鴻巣御殿が建設されたり、徳川家と縁のある勝願寺(しょうがんじ)もあり、歴史的な場所。
そんな鴻巣市の歴史を伝える産業観光館、その名も「ひなの里」は旧中山道沿いにあります。
まるで老舗の和菓子屋さんの様な見た目の建物。
横長に見える建物ですが、中庭があったり実は奥にも広い。
「ひなの里」特産品
まず入ってすぐの特産品売り場では、埼玉の名産や伝統工芸が並びます。
ちなみに、第12回埼玉B級ご当地グルメで優勝したこうのす川幅うどんも販売。
知名度はイマイチですが、有名なひもかわうどんと並ぶ太さらしい。(Wikipediaより)
そして、こちらのレジでマンホールカードを貰えます。
店内奥にいくと工芸品が並んでおり、サイズの違う達磨が7つ。
一番手前の小さい子がジーッともの言いたげな顔で見つめてくる。
七転び八起きってメッセージかしら?
新年早々気持ち的に沈む事がありすでに半分の4回は転んだので、逆に考えればこの先は楽しいことがあるって事だね!
達磨の正面、部屋の奥の壁際一面には大きな江戸屏風が飾られていましたが、こちらは撮影禁止。
(※その他は許可を貰い撮影しています)
屏風の絵は、徳川家光が鷹狩りや猪狩りを行い、その鹿やイノシシを食べたり宿場町での一泊の様子がパノラマ風に描かれているそうです。
つまり、家光‘sブログ?
大昔は一泊の記録を残すのにも絵師に書いてもらい時間もお金がかるので、有名な人しかできなかったんですね。
一般人でも簡単に残せる現代のブログに感謝!
伝統工芸品「鴻巣雛」とは?
ひなの里の物産館の隣の部屋は展示室で、立派な雛壇が沢山並んでいます。
ところで、なぜ鴻巣=雛人形なのか気になりますよね?
江戸時代前期に鴻巣に移り住んだ京都の仏師が土雛を作り始めたという説。
鴻巣宿は中山道の江戸・日本橋から数えて7番目の宿として流通が盛んで、人形の材料となる藁や桐が豊富にあり、農閑期の人々が生産の担い手となったことも理由のひとつと推測されます。
380年もの歴史を持つ鴻巣雛人形は近代関東三大ひな市(鴻巣・越谷・江戸十軒店)のひとつに数えられ、雛人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇(31段高さ7m)は全国的にも有名。
ピラミッド雛壇は、エルミこうのすショッピングモールの一階で展示されます。
2022年2月18日(金)~3月5日(土)10~21時
鴻巣びっくりひな祭り公式サイト
雛祭り自体の歴史は古く平安時代の宮中のお人形遊びと、人形(ひとがた)を自分の身代わりとして厄や災いを負わせて川や海に流す”流しびな”の行事が結びついたものらしい。
という事は、もしかして飾られていたこの人形も雛人形のご先祖様なのでしょうか?
部屋の壁周りにはそんな歴代雛人形達がずらり並んでいますが、中央では張り子面展を開催中でした。
張り子面とは型に和紙を貼り重ねて作ったお面のことですが、天狗の鼻も和紙?
触る事はできませんが、色も綺麗で紙とは思えないしっかりしたお面でした。
ひなの里通&中庭
物産売り場と展示部屋の裏は中庭になっています。
テーブルや椅子があり、ウォーキング途中の休憩など自由に利用できます。
また、館内の会議室や中庭はレンタル有り。
(9時〜12時or13時〜17時で1200〜2400円から)
レンタサイクルも有り。
この施設のすぐ裏がひなの里通り。
静かな通りで公園や勝願寺、デザインマンホールがあるので、お天気の日ならレンタサイクルで周るのも楽しいかも知れません。
(ただし、観光スポット的なお店などは一切ない住宅地)
通りの途中に喫茶店らしき跡地を見つけましたが、入口は花で覆われ、店内は謎の木がドアを打ち破りそうな勢いで育っている…
草木に食べられた喫茶店…
そしてデザイン蓋は、普通の民家の前!
なんという事でしょう?!
カラフルなパンジー柄のマンホール蓋が、なんの変哲もない民家通りに彩を添えます。
これがあるかないかで、劇的ビフォーアフター。
さらに、ひなの里通りの名にふさわしき蓋を発見。
最近よく見かける、お友達のデザイン蓋。(川越、小田原など)
こちらでは、お内裏様とお雛様の消火栓蓋を発見しました。
マンホールカード「鴻巣市A001」
デザインは市の花パンジー。
スカイブルーの背景に白・黄・紫のパンジー柄もおしゃれですが、雛人形とか桃の花のマンホールカードが今後できたら可愛いのになぁ。
鴻巣市産業観光館「ひなの里」の詳細
久しぶりに雛人形を見ましたが、やはり家来を沢山引き連れた七段飾りは迫力がありますね。
私は人形よりも、ひなあられ…
ひなの里
埼玉県鴻巣市人形1-4-20
048-540-3333
開館時間:9:00〜17:00
休館日:水曜日(祝日にあたる場合は翌日)、年末年始
鴻巣市観光協会公式サイト
鴻巣市「ひなの里」とデザインマンホール、結構なおてまえでした★