マンホーラー活動を始めてから下水について考える機会が増えました。
というのも、カードの配布先には虹の下水道館のように見学体験ができる施設がたまにあります。
今回もそんな珍しい体験ができる施設。
小平市で、な、なんと下水道にリアル潜入してきました〜!
小平市ふれあい下水道館の、おてなみ拝見!
〜おしながき〜
入場無料、見学時間は10〜30分
バス停の目の前にある丸い建物は地下25メートルの下水道につながっており、外観はまさに巨大なマンホール!
看板にも書いてある通り、
日本で唯一、誰でも自由に本物の下水道館管の中に入って体験ができる施設。
下水道管に入れるのは、子供たちの社会見学的な物や予約制は見かけますが、ご自由になかなかない。
ワクワクしながら館内へ…
見た目に反してすごく小さな入口ですが、それもまた潜る感じがしてワクワクを掻き立てる。
地上1階:マンホールカードを貰おう!
。入ってすぐのカウンターでマンホールカード貰えました
次の予定の関係もあり、行く前に電話で問い合わせをしていたのですが…
棗「見学って、1時間位あれば全部見れますか?」
受付「1時間はかからないですねぇ」
若干失笑気味の回答でしたが、確かにこの建物ならサクっとみれますね。
そして下水道管の中を歩くもんだと思っていたのですが、本当に見るだけなので展示物をじっくり読み込まなければ10分程で見終わると思います。
私はのんびり30分程滞在。
一階フロアは受付とこの顔抜きパネルしかないので、まさか地下にあんなに沢山の秘密部屋があるなんて思いもしなかった。
では、棗捜査員、早速潜っていきます。
地下25メートル地底探検の旅へ…
順路案内に従い洞窟階段を降りますが、かなり下の方まで続いてる。
壁がゴツゴツした岩肌みたいで、探検気分をさらに盛り上げる。
地下1階:講座室・ワークショップ
まずは地下1階。
こちらは細菌や微生物に関する資料室で、顕微鏡で微生物を見ることができます。
ビデオも流れており、小さな男の子が真剣な顔で見ていました。
先日、下水から見つけたコロナウイルスの話をニュースで流れていたのを見ましたが、皆が使う生活水の中には色んな物が入っているんだよなぁ。
危険も伴う汚水を綺麗に浄化してくれる作業、その過程の下水道管は人間の腸みたいですね。
当たり前の水道水は当たり前じゃない、インフラに関わる方々に改めて感謝です!
地下2階:くらしと下水道
洞窟階段の面白いところは、今地下何メールで何層にいるのか教えてくれます。
2階のくらしと下水道コーナーでは小平市の具体的な下水の流れを見ることができました。
また、下水処理の際に発生する下水汚泥を資源化するリサイクル型都市づくりなど、知らないことが沢山。
今日も知らない場所で下水道を守るシャドウマン達が頑張っている。
後でリアル下水道に入って改めて思ったけど、下水道ってめちゃくちゃ怖いのよ。
シャドウマンは凄いのよ!
地下3階:小平の水環境
2階に引き続き小平市の下水に関する資料展示室。
ですが、メインは石井英俊さんという方のデザインマンホール写真展を開催中でした。
全国各地の、花が描かれたデザインマンホールの写真展。
その中に私の地元、秦野市のマンホール発見。
そういえば、まだ小田急線沿いのマンホールカードについてのブログを書いていないので、おいおいアップしていきます。
地下4階:特別展示室
この日はトイレグッズコレクションでしたが、こちらも期間で変わるのかな?
フランス製オマルがありました。
食器と間違えそうな見た目、しかもオマルの底に何故か大きな目…
説明書きによると「こぼしちゃダメよ」と言ってるとか、いないとか。(笑)
地下5階:ふれあい体験室
ついに地下18メートルの武蔵野礫層下部層まで到着。
理科は特に苦手で地層も化学記号もちんぷんかんぷんですが、とにかく地下深くまで来た!
デザインマンホールが飾られた小さな部屋。
壁の展示以外にも床にも5つ。
ふるさと村のマンホールもありましたが、どれも鮮やかな色で可愛いですね。
下水道作成の様子のミニチュア模型。
穴を掘りながら下水道管を作る、凄いシステム。
そして、ここからが本番で部屋の左側に続く扉を発見。
職員の方に声をかけ、いよいよ下水道の世界へ入ろうとするが、手前モニターで映し出される天井まで届きそうな水で溢れた下水道管の映像がドキドキを煽ってくる。
下水道管の中:リアル潜入
体験ツアーかと思いきや、ご自由にどうぞスタイルでした。
細い通路が、さらにドキドキ(どんだけビビり)
2つの頑丈な扉があります。
職員さんに教えて貰いましたが、これは潜水艦の扉を使用しているらしい。
そりゃそうだよ、モニター映像のような時は水圧が凄そう。
霞んだコンクリート色の静まり返った通路を抜けると…
ようこそ、下水道の世界。
棗「なんだ〜中を歩くのかと思ったのに、直径幅だけしか入れないんだね〜」
そう強がりながらも実はへっぴり腰で、身体は中に入ったままで腕を伸ばし撮影。
かなり明るいライトで照らしていますが、数メートル先は闇。
幸いにも水は少ない日でしたが、突然ドーンときたらどうしようとビクビク。
桐生ちゃんこの中走るとか勇気ありすぎだよ〜
(※桐生ちゃん→龍が如くというゲームの主人公で下水道を走って逃げるシーンがあるんです)
正真正銘、リアル下水道なのでもちろん匂いもします。
…が、もっとオエーって感じかと覚悟してましたが、そこまでではなかったです。
(多分マスクのおかげ)
それにしても改めて、シャドウマンの皆様こんな怖い中でも作業お疲れ様です!
ありがとうございます。
地上2階:水の図書館
こちらは休憩スペースになっているミニ図書館で、水に関する本や展示物があります。
小平市ふれあい下水道館「小平市B001」
マンホールカードに選ばれたのは、FC東京マスコットキャラクターの東京ドロンパと、小平市ふれあい下水道館の微生物キャラクターヒルガタワムちゃんでした。
見学して「へぇ〜」で終わるといえばそれまでだけど、普段できない貴重な体験ができて私は楽しかったです。
せっかく行くなら一度は入って体験したい、そんなリアル下水道体験でした。
小平市ふれあい下水道館
東京都小平市上水本町1-25-31
042-326-7411
営業時間:10:00〜16:00
定休日:毎週月曜日(休・祝日の場合はその直近の平日)、年末年始(12月27日~1月5日)
入場料:無料
駐車場:あり
電車:西武国分寺線「鷹の台駅」下車徒歩7分
バス:JR国分寺駅北口発 武蔵野美術大学又は小平営業所行き旭ヶ丘住宅 下車0分(ふれあい下水道館前)
小平市公式サイト