鹿島神宮@茨城【東国三社:レイライン始まりの神社】
前回ブログで書いた香取神宮は東国三社のひとつですが、東国三社とは千葉県の香取神宮・茨城県の鹿島神宮と息栖神社の総称。
いずれも利根川下流域に鎮座する神社で、大昔この辺りは「香取海(かとりのうみ)」という内海が広がっており、三社の鎮座位置はその入り口にあたるそう。
今回は香取神宮と深い繋がりのある、鹿島神宮のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
全国約600社の鹿島神社の総本社
こちらも神宮という名称ですが、神社の種類については以前川越八幡宮の記事で触れているので、興味のある方は是非良かったらそちらもご覧ください。😊
こちらは全国にある鹿島神社の総本社です。
敷地は東京ドーム15個分!
境内案内図をみても、とても広い事がわかります。
総本社らしく、なんと東京ドーム15個分の広さ‼️
木々に囲まれた参道を歩くと桜門が見えてきました。
手水舎も真っ赤。
おみくじもあります。
全体的に香取神宮ととてもよく似ていますが、ちょっと珍しかったのが、こちらの摂社高房八代。
こちらを参拝してから、本宮を参拝する習わしがあるそうです。
こういう小さな祠って中に神様がひっそりと篭ってそうな雰囲気ありますよね。
大きな石の鳥居と本殿。
本殿は地味な色ですが、これはこれで厳かな雰囲気。
鹿島神宮のご利益、レイラインとは?
ご利益は、勝負事、武芸、商売、新規開拓など。
鹿島神宮は「始まりの地」とも呼ばれ、人生を転換する、航海安全といったご利益もあるそうです。
その理由はレイライン。
レイライン(ley line)とは、古代の遺跡には直線的に並ぶよう建造されたものがあるという仮説。
鹿島神宮から皇居~富士山~伊勢神宮~高野山~剣山〜高千穂神社が直線で結ばれており、鹿島神宮はその最東端に位置することから「すべての始まりの地」とも呼ばれています。
そんな理由から、何かを始める時や大勝負に出る時にご利益のある神社と言われています。
参拝後、ふと本殿横を見ると個人的に気になるモノが…はらいたまへ、きよめたまへのやつだ‼️😳
パタパタしている人がいたので、私もやりたい〜😆と思ったのですが、よく見たら「⚠️祭事の道具なので触らないで」という注意書きが…。
残念ですが、見るだけで我慢🙁
大鳥居から本殿まで割と近いですが、この先も広く見どころがあります。
御朱印をお願いしている間に奥の道を進んでみましょう❣️
鹿島七不思議
本殿がちょうど境内の真ん中辺り。
この先、奥宮・要石・御手洗池(おてあらいではない、みたらしいけと読みます。)があります。
奥への入口の看板には、境内案内と思いきや鹿島七不思議が書かれています。
簡単にまとめると…
1 要石(かなめいし)…どこまで埋まってるのかわからない
2 御手洗池(みたらしいけ)…日照りの時期でも水量に変わりがない
3 末無川(すえなしがわ)…湧水→池→数十メートル流れてその後の行き先が不明(現在、池の水は枯れてる)
4 御藤の花(みふじのはな)…花の咲き方で豊作か凶作かわかる(現在、藤の木は枯れている)
5 海の音…宮中地内で聞こえる波の響きの南北の方向で天気がわかる
6 根上りの松…鹿島山および高天原に生える松はいくら刈っても枯れない
7 松の箸…鹿島山に生える松で箸をつくるとヤニが出ない
3、4が現在は枯れてしまってないというのが少し悲しい😢
ほとんど水と松に関する事ですが、この辺りの昔の地形などが関係しているのかもしれませんね。
奥参道の見どころ
ここから先は奥参道になりますが、こちらも見どころ満載です。
神の運び屋、鹿園
鹿島だから鹿…?🤣
しかし、ただのダジャレではありませんでした。
この鹿園内の鹿達は「神のお使い」で、春日大社(奈良)の創設の際に、運び屋をやっていたらしい。
その奈良に行った鹿の子孫を再び受け継いだ…
つまり出戻り鹿🦌⁉
鹿=奈良のイメージだけど、実は鹿島が本家なの⁉️😳
だったら調神社の狛兎🐇みたいに、🦌狛鹿🦌にすれば良いのにね〜😙
ちなみに、Jリーグ「鹿島アントラーズ」の由来はもちろんアントラーズ=鹿🦌に由来しています。
君が代、さざれ石
君が代の歌詞にもなっているさざれ石とのことですが…説明見てもよくわからない。
(でた!棗さんの悪い癖→興味ないとあっさり終わらせる😅)
私がさざれ石を見たのは鹿島神宮が初めてでしたが、いろんな所を参拝してみると結構見かけますね。
小さな石の集まりの隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩🪨の塊に変化した「石灰質角礫岩」のことそう呼ぶらしい。
長い年月をかけて沢山の小さな石から大きな岩へ…そう理解してから改めて君が代の歌詞を見てみると、すこし感じ方が変わりますね。😌
パワースポット、奥宮
香取神宮同様、奥宮はものすごいパワースポットとのこと。
こちらも別格な雰囲気でした。
この奥宮は木の隙間から太陽が当たり、中がキラキラ輝いて見えます。
木自体が光を発してるみたいで、パワースポットと言われるのがなんとなくわかる綺麗な景色。
建御雷神(タケミカヅチ)の荒魂を祀っているそうです。
皆さん熱心にお参りしている中、1人そわそわする棗さん。🤤
その理由は…
売店、厄除けぜんざい&抹茶◯◯◯
奥宮の向かいにある売店は茶屋にもなっており休憩ができます。
ぜんざいやあんみつにところてん…甘味メニューが豊富で、釘付け〜😋
スーっと🏠🚶♀️💨
厄除けぜんざい 550円(当時価格)
それと謎の緑の飲み物を注文。
少し前に流行ったユーグレナ?ミドリムシドリンクを思わせる緑色に濁った液体。
抹茶ビール500円(当時価格)
ちゃんと泡も立っています。🍺
これが、お抹茶の苦味とビールの苦味が程よくあって、喉越し爽やかグビグビでした😋
昔の情報なので価格が変わってるorお店が変わっている可能性もあります🙇♀️
香取神宮と交信、要石
奥宮の先に進むと要石があります。
前回もご紹介しましたが、香取神宮の要石と、鹿島神宮の要石は地中でつながっているとの噂があります。
17km程離れているのに…?😳
また、香取神宮は凸、鹿島神宮は凹の形で対になっています。
禊、御手洗池
こちらもパワースポットとして有名な池。
冷たく透き通った湧き水の中央には鳥居⛩。
昔は参拝する前にここで禊をしたそうですが、今でも年初めにはこの中にぎっしり人が埋まります😳
(コロナ禍以降は中止しているかもしれませんが💦)
人の影が鏡みたいに反射して本当に綺麗✨
裏で湧き水を頂くことができます。
注ぎやすいようにプラスティックの注ぎ口が置いてあるのでペットボトル持って来ればお持ち帰り可能。
こちらのお水は長命水といいますが、縁起の良い名前でご利益ありそう🤗
「飲めるが山水なので沸騰してください」とのこと。
また、このお水がもらえる場所の頭上には山から真横に大きな木が伸びており、まるで池を守っている様な姿🌳。
是非ともこの御手洗池の周りは一周して様々な角度から楽しんでみて欲しい❣️
生命力を感じる素敵なスポットでした。
湧水茶屋 一休(ひとやすみ)
御手洗池の付近にもお食事ができるお店もあります。
湧水茶屋一休ではお蕎麦が人気ですが、外でも販売。
三色団子🍡
鮎の塩焼き🐟
カメラ📷を持ったおじ様が缶ビール買ってのんびり鮎の塩焼き食べて一休みしていました。
そういう休日の楽しみ方、良いね❣️好きです😊
周辺は小さな森林公園みたいになってますが、何故かあちこちで大人も子供もザリガニ釣り🦞が大流行。
この近くに大鳥居とは逆の出入口と駐車場があり、地元の方は直でここに来てのんびりと過ごしてる様子。
川も売店もあって、自然に溢れてて本当にさわやかな風が流れる場所。
初夏の頃は青紅葉が綺麗でした。
秋も素敵な景色になるんだろうな〜🍁
正月は出店も賑わう、参道グルメ
最後は大鳥居の外の、鹿島神宮参道商店街を紹介。
お正月は出店もでて賑やかです🥳
(三が日は交通規制があるので車の方はご注意ください)
屋台が並んでる見ると、テンション上がりますよね⤴️
とり皮焼き
あゆの塩焼き
お正月に行った時はビニールテントとストーブと椅子が設置されておりゆっくり食べることができました。
お酒も売っていたので、お店の了解を得て別のお店で買ったとり皮焼きも一緒にこちらで美味しくいただきました❣️😋
鹿島神宮の詳細
千葉県の香取神宮との繋がりは有名ですが、奈良県の春日大社とも繋がりがあるのは知りませんでした。
そしてレイラインの繋がり。
勝負事、武芸、商売、新規開拓がご利益の鹿島神宮、大御所との良い縁・繋がりが運を運ぶ…という事なのでしょうか?😆
御朱印はシンプル。初穂料500円
茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
0299-82-1209
御朱印受付時間:8:30~16:30
鹿島線鹿島神宮駅から徒歩10分
第一駐車場:普通車300円 60台
第二駐車場:無料 55台
御手洗駐車場:無料
公式サイト
次回は東国三社最後の神社を紹介したいと思います。