香取神宮、鹿島神宮と続き、せっかくなので最後に息栖神社についてご紹介したいと思います。
また、改めて東国三社について簡単にまとめました。
いざ、東国三社と息栖神社のおてなみ拝見❣️
〜おしながき〜
東国三社とは?
まず、前回まで東国三社について小出しの説明しかしていなかったのでまとめて復習。📝🧐
東国三社(とうごくさんしゃ)は、関東地方にある鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の総称。
いずれも利根川下流域に鎮座する神社で、大昔この辺りは「香取海(かとりのうみ)」という内海が広がっており、三社の鎮座位置はその入り口にあたる。
三社はいずれも『古事記』『日本書紀』における葦原中国平定に関する神(右表参照)を祀っている。
東国三社を一周すると、伊勢神宮に行ったのと同じご利益をいただけるらしい。
三社を巡るお参りは、江戸時代から「関東のお伊勢参り」と言われて親しまれており、またこの三つの社を結んだ直角三角形は強力なパワースポットと言われています。
三角△に囲まれた場所ってパワースポットと言われがちですが…確かにどの神社もご利益がありそうな不思議なパワーを感じました。😊
東国三社の位置関係
まず、東国三社の位置関係がこちら。
巡る順番に決まりはありませんが、良く考えてルートを事前に決めておくことをおすすめします。
というのも、香取神宮と鹿島神宮は本数が少ないもののそれなりに近い場所に電車の駅がありますが、息栖神社が難関💦
鹿島神宮から車なら20分ほどなのですが、電車やバスなら1時間〜1時間半の場所にあり、しかもかなり歩く必要があるかと思います。
(茨城のこの辺りは電車やバスでの旅がなかなか難しい地域ですね💦)
だからこそ、頑張って全部巡ったらご利益ありそう⁉️
三角柱の東国三社守りとご神紋シール
東国三社の3つのどの神社にも「東国三社守」というものがあるので、興味がある方は各神社でご神紋シール(300円)を忘れずにいただきましょう❣️
※その神社のご神紋はそこでしか手に入らないので、もし忘れてしまったら戻らなければいけない💦
ぱっと見同じに見える小さなシールですが、よく見ると色や紋が違いますよ〜☺️
お守り本体はどの神社でも手に入れることができます。
その神社のご神紋がセットされている状態で800円。
東国三社の位置関係を表すかの様な三角柱のお守り。
他の2つの神社の分が穴あきなので、そこに手に入れたご神紋を埋め込んでいきます。🔘👈🏻🙂
シールだけ見るとしょぼ…軽い感じでしたが、埋め込んで完成させると、なんかええ感じになりました❣️
ご神紋とは神社の紋章で、神社に縁深い神木などの植物、祭器具などを表したものが用いられるとも言われています。
神社 | ご神紋 | シールの色 |
香取神宮 | 五七の桐 | 赤 |
鹿島神宮 | 三つ巴 | 青 |
息栖神社 | 三つ巴 | 黒 |
三社巡るのなら、記念におすすめのお守りです。
結願の証😆⛩⛩⛩
静かな息栖神社
香取神宮、鹿島神宮神宮と比べると参道やお店がなくとても静かな神社、それが息栖神社⛩
こちらには鹿島神宮の後に参拝に来る方が多いですが、やはり圧倒的に人が少ない。
御祭神は天鳥舟、御神体は井戸?
香取や鹿島は武神・神剣と派手な御神体や御祭神に対し、こちらは武神の乗り物であった「天鳥舟」が神様で、井戸に宿ります。
ご祭神➡️神社で祀られている神様
ご神体➡️神様が宿る場所、降臨する場所
香取も鹿島も神宮なのに、息栖だけ神社だし控えめですね🤔
強い武人ツートップの調和を保ってくれる…きっと普段は控えめな縁の方の力持ち💪🏻の神様なのでしょう❣️
御神木(別名:息栖の夫婦杉)
御神木は樹齢およそ1000年の夫婦杉。
ぱっと見、普通の杉ですが、上の方に行くと幹が二手に分かれています。
(写真は根元だけ🌳…実際に見て驚いてください😁)
寄り添う様子から、縁結びのご利益があると言われています。
手水舎(神様のお水)
こちらの手水舎のお水は地下水をくみ上げたもので、飲むことができます。
また、この後に紹介する忍潮井(おしおい)と同じ水脈の水とのこと。
お正月には、こちらのお水を若水としても求めに来る方も多いらしい。
若水➡️元日または立春の日の朝早く、くむ水。それをくむ行事。
青春時代の遺物、力石
香取と鹿島2つの神宮は要石で繋がっていましたが、こちらは力石がごろんごろん🙂🙃🙂🙃🙂
大昔の猛者達が力自慢で競ったらしい。
案内板の「現代人には程遠くなった祖先たちの青春時代の遺物の一つである」の記載がじわじわと…哀愁を感じます。
頑張れば私でも持てそう…??🤫
勝手に触ったらいけなそう⚠️だし、ダンゴムシ🐜とかワシャ〜っとしてたら怖いので力比べは我慢しましたとさ。😗
社殿とご利益
水が綺麗な神社は御神酒があるイメージ。
人も少ないので並ぶことなく、静かにゆっくりと参拝できました。
息栖神社は井戸の神様久那斗神の厄除招福・交通守護、天乃鳥船神の交通守護、住吉三神の海上守護などのご利益があるそうです。
交通系が多いので、旅の安全を祈るのもヨシ❗️🙏🏻
深まる謎、石灯籠の絵柄
実は以前より参拝しながらずっと気になっていることがあります。
石灯籠の絵柄って神社によって違いますよね⁉️
そして香取神宮・鹿島神宮・息栖神社この3つの神社には、いずれも写真のような石灯篭がありました。😳
想像ではこの東国三社それぞれの神社を表しているのではないかな〜?🤔(※個人の浅い推測💦)
写真左の渦巻き、雲のような模様…
そういえば香取神宮の狛犬さんはぐるぐる渦巻き雲みたいだった!😳
もしくは、ここ息栖神社は井戸の神様なので水の渦巻き?😳
右上写真の鹿はやっぱり…鹿島神宮のあの鹿🦌?😳
想像を巡らしていくら調べてもこの3つの絵柄についてわからなかったので、誰か知ってる人がいたら是非教えてください🙇♀️
海水を押し退ける湧水、忍潮井
息栖神社には社殿と反対側の少し離れた場所、常陸利根川の前に一の鳥居があります。
近いので、是非こちらも一緒に見ることをお勧めします。
その一の鳥居の両脇に2つの湧水「忍潮井(おしおい)」があります。
大昔この辺りは内海で海水に覆われていましたが、その海水を押し退けて真水が湧き出ていたので、「おしおい」と呼ばれるようになったそうです。
日本三霊水の一つ。
また、川と鳥居に向かって左にあるのは女瓶(めがめ)。
底には井戸があります。
右にあるのは男瓶(おがめ)。
そこには銚子の形をした瓶が置かれてるらしい。
常陸利根川の岸辺の水底水が澄んでるとそれらが見えて良いことがあるらしい。
私は…よくわからなかったけど、澄んでるときは本当によく見えるらしいです。
真水が沢山湧き出てる時なのかな🏺💧
息栖神社の詳細
車以外での参拝ではかなりアクセス条件が悪いのですが、東国三社巡りのバスツアープランもよく出ているので、参拝メインであればそちらを利用するのもおススメ方思います。😊
茨城県神栖市息栖2882
0299-92-2300
社務所開設:8:30〜16:00(御朱印受付9:00〜15:30)
駐車場 あり
各種アクセスは公式サイトのご案内ページアクセスの項目をご確認ください。