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葛井寺@藤井寺市【日本最古の千住観音と藤まつり】

藤井寺駅では第5段第12段のマンホールカードをゲットしましたが、その途中で御朱印もゲット!
一番街商店街を歩いていと突如現れる松と門。
いざ、葛井寺のおてなみ拝見!

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葛井寺へのアクセス

駅名は藤井寺ですが、こちらは葛井寺。
商店街を真っ直ぐ歩いてアーケードを抜けたあたりで左手に入口が見えます。
駅から徒歩5分以内、とても近い。

字は違えど、そもそも駅名にもなっている葛井寺。
もしかしたら地元の方以外は、このお寺を目当てに降りる人の方が多いのかもしれません。
私はマンホールカード目当てで偶然通りかかったのですが、これも一期一会。 
ぶらり寄り道参拝しましょう。

お寺は門やお堂の周りを松の木が覆いかぶさっているイメージがありますよね。
東京柴又帝釈天の瑞龍(ずいりゅう)のマツなど)
こちらも重要文化財:四脚門ふぢい門に昇り掛かる、立派な松。

ここでふと、“お寺には松が多い理由”が気になったので調べてみました。

なぜお寺には松があるのか?

お寺と松がある理由

1、美観
2、魔除け
3、非常食

1、2の美観と魔除けはなんとなくわかりますが…非常食?∑(゚Д゚)

そうなんです、実は松の木松ぼっくりって食べられるらしい。
皮の内側の生皮を臼でついて粉にして麦粉や米粉と混ぜてお餅を作る=松皮餅
また、松は葉緑素やビタミン、ミネラルを含んでおり殺菌力もあるそうですよ。
さらに江戸時代の三代飢饉の頃は、街頭の松が丸裸にされたらしい…(汗)
つまり、本当に食べ物に困った時にはお寺に行き、松を分けてもらえば人間なんとか生きれますね。

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藤井寺と葛井寺

しかし疑問は次々生まれる。
次に気になったのは…なぜ藤井寺と葛井寺で字が違うのか?
まず藤井寺の歴史から調べていきましょう。

葛井寺は奈良時代に葛井氏が建てたお寺。
その後何度かの修復や改修を経て現在に至る。
特徴は、日本最初の千手観音4月の藤まつり西国第五番札所
つまり…葛井寺が正?

次に藤井寺駅について調べました。
大正11年に開業。
昭和3年〜平成16年までは藤井寺球場の最寄駅。
…特に改名の記録はなく、最初から藤井寺駅のようです。
そして、近くに球場もあったんですね!

では、続いて藤井寺市について調べてみる。
市名は市内にある「葛井寺」(ふじいでら)に由来する。そして、市になる前も「藤井村」。
う〜ん…?
結局、なぜ葛井→藤井になったのかは判明しませんでした。
モヤモヤ収まりが悪いので勝手に想像。
もしかしたら、見所になっている藤の木にかけて漢字は藤に変えたのかも?
適当考察ですみません。
(因みに市の木は梅・市の花は菊です)

1000年前から咲き続ける藤の花

葛井寺では、毎年4月中旬〜5月上旬にかけて藤まつりが開催されます。
※藤の開花は毎年変わるので、随時公式サイトでの確認がおすすめ!
驚くことに、なんとこちらの藤は千年前から咲き続けているとのこと。
大昔の人も、この季節になると藤を眺めて和歌や短歌、俳句を読んだのかな〜?風流

手水舎の裏に大きな藤コーナー。
今年は4/16〜24で早めに満開を迎えたようで、私が行った時には残念ながら既に散っていました。

少しだけ、紫の藤み〜つけた

藤コーナーは境内の何箇所かにあり、休憩処ヴィクリディタ・サマデ・キリク(食べログ)からは食事をしながら藤観賞ができます。

祈願線香「紫雲香」で願掛け

本堂に入る前に、煙がモクモク。
お寺でよく見かける献香所ですがこちらでは願掛け専用の、お線香が用意されています。

祈願線香 一本100円

かんしゃ・学業成就・病気平癒・心願成就・交通安全・先祖供養・開運招福・仕事成就・身体健全・金運上昇・商売繁昌・家内安全
全12種類です。
太めのお線香でちゃんと一本一本に文字が書かれています。

私が選んだのは…心願成就
今年は目標がいっぱいあるのでこれにしました。

火をつけて文字が見える状態に寝かします。
願いを叶えるため、引き続き頑張ろう。

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日本最初の千手観音

商店街の入口からは想像できないほど中は広く、沢山の人が参拝をしていました。
献香して本堂に向かいます。

階段を上がり、お賽銭をして静かに合掌。

その後靴を脱いで中に上がり、右手の寺務所窓口で御朱印をお願い。
ついでに写真撮影の許可確認。
以前お寺の中は撮影NGの所があったので念のため確認でしたが、ノリの良いご住職に了解をいただけました。

本堂の中もとても広く、お守りもこんなに沢山並んでいました!

そして、日本最初と言われている千手観音は…

ガラスの中を覗き込みパシャリ
アレかな?コレかな?

実は、日本最初の千住観音があるという凄いことに気がついたのはブログを書いてる今。
現場では気づかなかったので全く写真を撮っていなかったと悔やみましたが、そもそもご開帳は毎月18日と決まっているそうです。
こちらの千手観音は国宝で1041の手を持っており、その掌には眼が描かれているそうです。

古代・中世に制作された日本の仏像の中で、唯一1000本以上の手を持つ、国宝「十一面千手千眼観音菩薩」
なんでもない日でも沢山の参拝客がいたので、毎月18日は賑やかになりそうですね!

その他もろもろ

他のお寺でもよく見かける、お釈迦様の弟子で撫でると病気が治る賓頭盧(びんずる)さん
(コロナ対策で現在は触れるの禁止でした)

一回すと千回お経を唱えた事になる、ずるい道具摩尼車(マニ車)などを見かけました。

ところで、このマニ車ですが私は“当時のマニ車業者に凄腕営業マンがいて、上手い事言って買わせた”と思っています。

営「コレが一台あれば、お経を忘れても大丈夫!」
客「難しい道具は使い方がわからなくてねぇ…」
使い方は簡単、この取手を回すだけ。
玄関に、台所に、寝室に置いておけばいつでも念仏唱え放題!
有名彫り師が作ったこのマニ車が今なら特別価格…
一台ん百万円!!(どどーん)

…と想像だけで不信感を持っていますが、実際は心(念)を込めて作られているのだと思います。
でも一回回すだけで千回ってな〜ぶつぶつ
(↑買わないくせになんか納得いかない)

他にも旗掛けの松など一通り見終り、帰りは商店街の反対側からでて、裏道からアイセルシュラホールに向かいました。
この裏道も雰囲気があって良きでした。

葛井寺の詳細

タイトルにある千手観音も藤まつりも見れませんでしたが、もしまたこの辺りに来る時のための備忘録。
今回、検索からタイトルで興味を持って訪問してくれた方がいたら若干期待はずれになってしまいごめんなさい。

葛井寺
大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
072-938-0005
参拝時間:8:00〜17:00
公式サイト

葛井寺、結構なおてまえでした★

棗 一期: 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。 ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、 一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ! なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ! 人生楽しんだもん勝ち!