石神井川KAWAカード&飛鳥山公園周辺探検@東京
石神井川のイメージというと、汚い川に春には桜が沢山舞い散る。
ワンフレームで“綺麗と汚い”が飛び込んでくるイメージ。
しかし、川は長い。
見る場所が変われば印象も変わるかもしれません。
と、いうわけで今回はKAWAカード石神井川を求めて、地図の左から右へサイクリングで寄り道しながら北区王子にある飛鳥山公園まで探検してきました!
さらに飛鳥山公園の先では、牛の蔵元で焼肉ランチ。
そしてあのサスペンスドラマに登場してる和菓子店でおやつも。
!いざ、KAWAカード石神井川&飛鳥山公園周辺探検のおてなみ拝見
〜おしながき〜
東京一うまい、とちぎや?!
今回は、池袋からも近い中山道付近から冒険開始。
ところで、中山道というと個人的にはアド街等の影響で板橋区の商店街のイメージが強かったのですが、なんと日本橋から京都までの長い長い街道なんですね。
街道も楽しい発見が沢山ありそうなので、いつかネタが尽きたらやってみようかな〜。
そんな中山道付近から石神井川に出るまでの途中の道(後で調べたら王子新道との事)で、ポツンとたい焼き屋さんを発見。。
これから沢山自転車を漕ぐし、途中でハラヘリ緊急事態にならない様に買っておこう。
棗「備えあれば憂なし」
しかし、軽い気持ちで立ち寄ったこのお店、心の中でツッコミ炸裂とんでもなく素敵なお店だったのだ。
東京一って言ってるのに、店名が「とちぎや」だし、クローズ→クロスだし、おっさん1人でやってますとか、
極め付けは、やんわりした口調ながらも「気の短いお客さん」の断り方。
「またのご来店お待ちしております。」の一言でピシャリ!
なんとも個性が出ています。
ちなみに、あまり待たされずすぐに買えたし、“おっさん”もすごく雰囲気の良い方でした。
とちぎや
東京都板橋区板橋3-18-9
営業時間:11:00〜19:30
圧磨機圧輪記念碑
石神井川に近付いていき、東板橋体育館のあたり。
実はこの界隈は、明治時代から終戦までの間、陸軍の火薬工場だったそうです。
石神井川の深く早い水流を利用し、古くは江戸時代から川沿いに水車が作られ工場が発展。
そして、その水車を利用して黒色火薬の製造を行っていたらしい。
圧磨機圧輪記念碑はぱっと見SLに似てます。
ベルギーで購入され昼も夜も稼働していたそうなので、その時に石神井川の水力が役立てられたんですね。
加賀藩前田家下屋敷跡(陸軍板橋火薬製作所)
さらにその先、あと少しで石神井川という場所に、加賀公園があります。
加賀というワードを聞くと金沢のイメージが強いのですが、なんと金沢と友好交流都市協定が締結されていました!
そもそも、この辺りは江戸時代は加賀藩前田家の別荘で、散策や鷹狩り・園遊会も催されたそうです。
中山道板橋宿にも近いため、参勤交代の休息や送迎の場、江戸へ入る際の装束替えの場としても使用されていたとのこと。
しかも、下屋敷の敷地は約22万坪で金沢の兼六園の約7倍?
広大な敷地の中には石神井川が流れ、滝もあり山も人工で作っていたそうですが、明治には先程記載した陸軍の火薬製作所として利用される様になったそうです。
また、昭和初期まではこの辺りの地名に「金沢」が使われていたそう。
裏道川沿いサイクリング
石神井川沿いの遊歩道をまっすぐ走れば飛鳥山公園にたどり着く事を知り、荒川の時のような土手沿いのサイクリング🚲を期待していたのですが…
なんだかずーっと暗い。
川も深くて見えず住宅地の裏側のドブ川の様な景色です。
でも、東京の川ってこのイメージ。
加賀公園から5分ほど、埼京線の線路を越え少し進んだら開けた場所にでます。
音無もみじ緑地
ちょっと不思議なこのスペースには入江があり、この中で養殖ができるそうです。
(※夜間&川の増水時は立ち入り禁止)
また、自転車では進めないため右に大回りして進む必要があります。
不思議な場所なので絶対ナニカあると思ったら…
松橋弁財天洞窟跡
春は桜、秋は紅葉の名所で、また石神井川の崖下にあった洞窟に松橋弁財天が祀られていたそうですが、現在は洞窟は壁の中。
この辺り一帯、暗くジメっとした雰囲気を感じますが、大昔歌川広重が絵を描いていたり名所らしい。
KAWAカード:石神井川
昔から川が深いと言われている石神井川。
新河岸川とも関わりがある、荒川水系の支流で、王子駅の先で隅田川に合流します。
荒川水系なのに隅田川?と混乱しそうな方は、是非こちらの過去ブログもご覧になってみてください。
撮影箇所:石神井川
カード配布場所:東京都河川部計画課
新宿区西新宿2-8-1 第二本庁舎6 階南側
03-5320-5425
そこからさらに自転車で6分ほど走ると石神井川も終わりに近づく。
急に車や路面電車など、人の出入りが増える王子駅です。
王子飛鳥山公園
その王子駅のすぐ隣には大きな公園があります。
飛鳥山公園
王子駅⇄山頂を繋ぐアスカルゴ
実はここに来る前に調べて、王子駅と公園山頂をつなぐモノレール「アスカルゴ」がある事を知った。
しかし、私は自転車のため公園の駐輪場留めてから園内散歩。
しかも山頂にはあっという間に着いちゃいました。
それならば、無料だし記念に逆に駅まで行き山頂に戻ってこようかと思いきや…
山頂駅乗り場には凄い人。
本当に必要な人の為に、乗るのは諦めてお見送り。
丸いカタツムリ(エスカルゴ)の様な形が由来の可愛いモノレールは、わずか18mの標高差を2分で進みます。
スピードもエスカルゴ〜
運行時間:午前10時から午後4時まで
定員:16名
無料
飛鳥山公園は山なのか?
ところで、山頂駅までわずか18mというのは山と呼べるのか?
調べてみたところ、都内で一番低い山は9.99mの待乳山で、次が飛鳥山とも言われています。
しかし、そもそも「飛鳥山」という名前は国土地理院の地形図には記載がなく、北区が地形図に記載するよう要望したが採択されなかったそうです。
つまり、飛鳥山という名称で分類としては本来「丘」になるんですかね?
しかし、園内はとても広く駅や入口の大きな車道が嘘の様に自然が沢山溢れているので、山と認めてあげても良いと思います。
遊具や乗り物が楽しい、子供の楽園
公園内には様々な遊具や中に入れる展示物があり、子供達にとっては楽園のような場所。
休日のお父さん達はビデオ撮影に大忙し。
昔の都電荒川線や、SL。
ちなみに、サザエさんの2020年度上期オープニングで、飛鳥山公園モノレールをバックに走る都電荒川線9000形9001号車が登場しているそうですが、こちらに展示されているのは6000型とのこと。
(電車全く詳しくないのですが、多分番号が若い方が古いってことですよね?)
そして、乗り物と言えばこちらも。
いろんな動物の可愛いベンチ?
この日はお日様サンサンの昼下がり、皆太陽の方向に向かって「ん〜(*´꒳`*)」と伸びてるみたいで可愛い。
ポカポカ日向ぼっこ
ちょうどお昼時だったので、皆さんレジャーシートを敷いてランチタイム中。
私もこの“のどかな雰囲気”に溶け込みたくなり、とちぎやさんで買った、モチモチの白いパンダ焼きを食べながら小休憩。
ブログを書いてる今頃が、ちょうど紅葉でしょうか?
でも飛鳥山公園といえば、桜=お花見のイメージです。
飛鳥山公園の歴史
最後に、少しだけ飛鳥山公園について調べてみました。
大昔、江戸近辺の桜の名所が寛永寺程度しかなかったことから、徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成を行った飛鳥山公園。
1720年から翌年にかけ、なんと1270本もの桜が植えられる。
(現在もソメイヨシノを中心に約650本の桜がある)
1737年に江戸庶民に一般開放。
昔は今の倍の桜があったそうなので、それは盛大なお花見だったことでしょう。
明治時代には、渋沢栄一が飛鳥山公園南東側の敷地に別荘を建てていたことから、飛鳥山公園内には渋沢史料館や旧渋沢庭園などの施設があります。
(渋沢栄一は埼玉のイメージでしたが、明治12年〜亡くなる昭和6年までこちらで暮らしていたそうです。)
今回はこちらは見学せず、公園内も児童幼児エリアのみで古墳などには行かなかったので、またの機会に…
(後日、渋沢栄一のマンホールカードを貰いに再訪しました!→マンホールカード渋沢栄一@東京北区【世の中カネー?】
)
飛鳥山公園
JR王子駅すぐ
公園は24時間開放
管理者あすかサクラパークグループのサイト
王子の地名について
ところで、今回初めて北区王子という地域に足を踏み入れました。
しかし、私はこれまで八王子の方が行く機会があり、どうしても八王子よりも七王子様少ない気がしてしまいます。
いや、そもそも王子=プリンスなのかも謎
せっかくなので、この機会にこちらも調べてみたらこの様な違いでした。
王子の由来
北区にある王子神社が祀られていたことから、王子という村名がついた。
八王子の由来
牛頭天王と8人の王子を祀り、八王子権現と称したという伝説に基づく。
八王子は確かに8人の王子様(神様)が由来でしたが、王子の方が人数が少ないというわけではなく、そもそも別物のようでした。
牛の蔵元うえはらの肉増しランチ
飛鳥山公園を出てからは、目の前の大きな道路(東京都道455号本郷赤羽線)を直進し次の目的地へ向かう。
その途中、ちょうど飛鳥山公園から自転車で5分程の場所に警察署があり、その向かいに焼肉屋さんがあります。
牛の蔵元うえはら
土日もランチをやっており、お手頃価格っぽいので、こちらに決めた!
店内&ランチメニュー
店内は店内テーブル4つと座敷席。
私が入店した13時頃、テーブルは満席でした。
メニューは焼肉以外にも、5食限定の880円ハンバーグもあります。
焼肉屋さんのハンバーグなんて絶対美味しいはずですが…
肉を焼かないなんてロースターを裏切ることはできず、日替わり焼肉セット(1100円)の肉増し(+300円)に決定!
あぁ、でもローストビーフ丼(950円)も美味しそう。
でもロースターがあるのに火を灯さないなんて、棗さんには許されない行為!
日替わり和牛カルビ&タン塩(肉増し)
ランチには、ライス・サラダ・キムチ・ドリンクがつきます。
ライスは大盛りもおかわりも無料!
そして、待望のお肉(和牛カルビ&タン塩)がやってきました。
歳をとるとカルビ→ロースに移行する方が多いと聞きますが、私は逆で最近になってからカルビ(和牛)が好きになりました。
また、それまで焼肉ではを食べなかったのですが、カルビ好きになってからライスもセットで。
(衰退することのない食欲)
見た目以上に厚みを感じる、美味しいお肉でした!
これに〆のアイスコーヒーがついてお会計1400円。
お腹いっぱい満足で後半戦に向かいます。
牛の蔵元うえはら
東京都北区西ケ原1-29-7 上原ビル 1F
・JR京浜東北線 上中里駅から徒歩3分
・東京メトロ南北線 西ヶ原駅から徒歩3分
<営業時間>
【ランチ】11:30〜14:30(L.O.14:00)
【ディナー】17:00〜23:00(L.O.22:00)
03-3917-5020
カード・QRコード決済可、電子マネー不可
公式サイト
平塚亭つるおか
うえはらを出ると、斜め向かいの店頭で2、3組待ちの和菓子店を発見。
気になったので、信号渡りちょっと寄り道。
平塚亭つるおか
推理には甘いものが必要?
突然ですが、私は子供の頃から2時間サスペンスドラマが大好きなのですが、こちらの「つるおか」さん、
おかしな刑事でいつもここでみたらし団子を食べながら推理をまとめます。
実在するお店だったんですね。
ちなみにドラマの様な飲食スペースはありませんでした。
撮影の時だけここに長椅子セットしてるのかな?
また、サスペンスといえばドラマも小説も浅見光彦シリーズが大好きです。
なんと、浅見光彦シリーズでも出ていたそうです。
残念ながら、商品の写真はNGでしたが、内田康夫先生のサインなどはOKをいただいたので記念にアップしておきます。
甘くないおいなりさん&きなこおはぎ
こちらではおいなりさんとおはぎを買いましたが、一つずつ丁寧にビニールでくるんで入れてくれます。
家に帰って実食。
実はおいなりさんはあまり好きじゃなかった(稲荷神社は大好きなのに)のですが…
こちらのは甘さ控えめ&自家製お揚げの中央が生のお豆腐の様な不思議な食感で、好みでした!
そしてきなこおはぎも、真ん中白いのが砂糖で他はきなこのみで甘くない。
食感もほぼ餅という感じで、こちらも好み。
他のお客さんをみていると、常連の方が多く大量買いが多かったです。
もちろん一品ずつでも購入できるのでご安心ください!
平塚亭つるおか
(包装紙はつる“を”かですが、看板は“お”でした)
東京都北区上中里1-47-2
・JR京浜東北線 上中里駅から徒歩5分
・東京メトロ南北線 西ヶ原駅から徒歩3分
9:00〜19:00 ※予約可
03-3915-0277
現金のみ(カード・電子決済不可)
さて、秋晴れのお散歩はここからがメインです。
後半に続きますが、ひとまず…
KAWAカード石神井川&飛鳥山公園周辺探検、結構なおてまえでした★