松葉茶屋@東京【深大寺で十割手打ちそば&粋呑み】
神代植物公園の深大寺門を出ると、急に観光地感が出ます。
時刻は14時過ぎ、せっかくなのでここでお昼ご飯。
何を食べるかは決まっています。
深大寺といえば蕎麦!
カッコ良い粋な大人になるには、蕎麦屋で一杯。
いざ、深大寺の手打ちそば屋さん松葉茶屋のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
深大寺門の前に構える二大店舗
神代植物公園を出た目の前の参道の様な通りに2つの店舗。
こういう二大巨頭のような感じ、すごく好き!
神田明神の甘酒@東京【天野屋vs三河屋】を思い出します。
しかし、甘酒はハシゴできたけど流石にお蕎麦ではできないので、今回はどちらかのお店を選ばなければいけません。
まずは門を出て向かって左側に、玉乃屋さん。
こちらでは細打ちと太打ちの蕎麦が食べられるそう。
食べログの口コミも高評価で人が並んでいます。
そして、向かって右側が松葉茶屋さん。
こちらも同じく食べログでも高評価で人が並んでいますが1組だけですぐに入れそうだったので、今回は松葉茶屋さんに決定!
店内も木々で溢れている?!
待ってる間に外観を観察していると、店内からニョキニョキ紅葉が見えます。
中はこんな感じで紅葉の下でお食事ができる、何とも風流な半野外テーブル席もあります。
焚き火が灯っていますが、それでも寒そう。
でもこの景色の下のお食事は最高ですね。
タイミングよくこちらの席につけた方はラッキーですね!
(私はその席が見える窓側の席で、ぬくぬくしながら紅葉を眺めれたのでもっとラッキー?)
そして、なぜか店内にも樹!?
こちらは樹齢200年以上のコナラの木。
店を突き抜けて立っていたが、上が枯れててきたのでお寺の方と相談して切ったそうです。
戦前元々違う場所で営んでいたお菓子などの売店が、戦後こちらに移転してお蕎麦屋へ。
当時は屋根だけだったお店がこのように立派なお店になったそうです。
深大寺そばとは?特徴は?
入口の反対側に出口があり、レジでお土産も売っていました。
またその横にはガラス張りのそば打ち場も見えます。
深大寺そばが実際どんなものなのかよく知りませんでしたが、なんと蕎麦粉がこの辺りの名産という訳ではないのですね。
(少なくとも昭和初期にはこの辺りには、そば農家も畑もなかったそう。)
実は、お店ごとに使用している蕎麦粉が違うため一括りに「深大寺そば」の特徴を説明をするのはとても難しいらしいです。
そんなそばの実の生産農家もいなかった深大寺で蕎麦が有名になった由来はいくつかありますが、
深大寺の僧侶が裏山(現在の神代植物公園の一部)で採れた実から蕎麦を打っていた事なども理由の一つらしい。
しかし、お店でかなり違うってことは「食べ比べ蕎麦巡り」をしなければってこと?
ちなみに、毎年11月後半〜12月初旬に開催する「深大寺そば祭り」では、絵馬とクーポンでお得に食べ歩きができるそうです。
もう来年の冬のネタ見つけちゃった。
松葉茶屋はQRも電子マネーも可
深大寺蕎麦の特徴を紹介するのは難しそうなので、ここでは松葉茶屋の特徴を紹介します!
まずは店内の特徴は天井には沢山のサイン。
そして、先ほどご紹介したコナラの樹。
次に電子マネーやQRコード決済が可能。
これは近隣のお蕎麦屋さんの中でも珍しいかも知れません。
。観光地ブランドに傲ることなく、お客さんが利用しやすい最先端技術を取り入れるその姿勢が素敵です
私もここ数年、PASMOとPayPay利用で殆ど現金は持ち歩きません。
(しかし先日突然スマホが壊れて焦りました)
実際この日も会計時目の前の老夫婦がQR決済を利用していました。
方法がわからず苦戦していたためフォローしたのですが、
「やっぱり新しい物を使わないと!覚えられないからダメね」と笑って仰っていて、馴染みがない物でも時代に合わせて覚えようとするその姿が素敵だな〜と感じました。
ちなみに旦那さんは終始“俺は知らんぞ”とそっぽ向いてましたケド。
まずは深大寺ビール&焼き鳥で一杯
こ蕎麦と甘味があるくらいかな?と思っていましたが、一品メニューが多い。
本来そば屋さんとは、江戸時代より居酒屋も兼ねていたそうで松葉茶屋さんもお酒の肴が豊富。
はい、呑みます♡
最近生ビールが好きなのですが、今回はこちらを注文。
深大寺ビール 600円
!330mlと小さいですが、せっかくですから
茶色くて注ぐと黒ビールみたいな香りが漂います。(売上の一部が3.11の復興寄付にもなります。)
おつまみは焼き鳥(二本)300円
正直こういう観光地の焼き鳥には全く期待をしていなかったのですが、こちらの焼き鳥は肉が大きくて、タレも香ばしくて美味しい。
食べ応えもあり1本150円はかなりコスパ良いです。
粋な大人の昼のちょい呑み。
天ぷらが美味しい!十割天せいろ
ちょっと今回は奮発して、十割天せいろ1900円を注文。
ビールも一緒に注文したせいか、すぐに作って良いか聞いてくれる細かな心配りもあり。
15分程できました。
天ぷらはかぼちゃ・海老・キス・オクラ・ナス。
衣が薄いのに硬めでサクサクのすごく好きな食感。
海老の尻尾までサクサクで美味し〜い!
焼き鳥と天ぷらだけで満足しかけましたが、肝心のお蕎麦は…?
松葉茶屋の手打ち十割そば
松葉茶屋のお蕎麦は季節で原料も挽き方も変えており、二八と十割で違うそば粉を使用。
また、今回私は十割そばにしましたが、十割蕎麦とはつなぎを使わずそば粉だけで作る蕎麦のことでとても技術がいるそうです。
黒いお蕎麦をイメージしていましたが、こちらはとても綺麗な白色。
甘皮は入っていないってことかな?
白くて細くてとても美しい
蕎麦つゆにつけて、いただきます。
お蕎麦は角がありしっかり、かつ、プツっと切れる不思議な食感。
このプツッの歯触りが、小麦粉のグルテンが入っていない十割蕎麦の特徴とのこと。
蕎麦つゆは鰹の風味が強く、お蕎麦とも良い相性。
最後に蕎麦湯で〆。
ご馳走様でした。
松葉茶屋の詳細
深大寺には20軒ほど蕎麦屋があり、こちらの松葉茶屋さんはランキングを見ると5〜6位の評価が多い。
これで5位とは…一位や他のお店も気になります。
ラーメン同様に麺やつゆの種類で好みが分かれる蕎麦、自分好みのドンピシャの行きつけのお店をいつか見つけたいと思う棗でした。
(ここで別のメニューでも呑みたい気もするので、悩ましい)
松葉茶屋
東京都調布市深大寺元町5-11-3
営業時間:10:00〜17:00
月曜定休日(祝日の場合は火曜休み)
公式サイト
お店の横の道に坂道があり深大寺に続いている様なのでへ、このまま歩いてみます。
深大寺の手打ちそば「松葉茶屋の十割そば」、結構なおてまえでした★