横須賀市のマンホールカードは、前回紹介したペリーさんの黒船(A001)以外にもう一つあります。
場所は横須賀中央駅より南の浦賀。
黒船来航のあの浦賀。
京急電鉄では堀ノ内から行き先が二手に分かれますが、その東側の終点駅です。
黒船ならぬ、赤電車に乗って初上陸!
いざ、マンホールカードB(浦賀コミュニティセンター分館)のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
終点「浦賀駅」
東京〜三浦半島と聞くとすごく遠く感じるが、実は品川から電車で一本1時間程の距離。
そしてついに、品川から赤電車に乗って来航。
お得なみさきまぐろきっぷのデジタル画面ではマグロが元気に飛び跳ねている。
そして私もマグロの勢いで突撃ー!(^○^)
浦賀駅といえば歴史にも出てくる有名な地名ですし、さぞかし駅はお土産売り場や観光客で溢れているのかと思いきや…
ホームは静かな田舎駅。
そして改札を出ると一旦石壁に沿って歩かされる、入り組んだ謎の形の駅。
↓画像左2階に見える浦賀駅と書かれている辺りに改札があります。
そこから直に階段作ればいいのに、何故一旦何もない石壁沿いを遠回りして歩かされるのかは謎。
黒船来航の時のトラウマ?
突然攻め込まれないように、要塞の様に何かから守っているのでしょうか?
黒船は突然じゃなかった?!
ところで「黒船来航」というワード、私の様に歴史に疎い人だと“突如現れた脅威の存在”的なイメージをお持ちではないでしょうか?
もしくは、「グラビア界の黒船」リア・ディゾン?(古いw)
しかし、今回調べて初めて知りました!
なんと、ペリーが来航することについて、日本はオランダからの情報で一年前から知っていたそうです。
でも対策をしなかった理由は、数年前にも来ていたアメリカからの使者が温厚なタイプで追い払う事ができたため安心していたとか(汗)
しかし、新しい責任者(ペリー氏)は、めちゃめちゃデカい船で凄まじい艦砲乗せて強気な姿勢。
大騒ぎになったそうです。(@_@)
また、黒船は木造で、黒い理由は防水防腐でコールタールを塗装していたから。
(私はずっと鉄製だと思っていました)
浦賀通りの建物の壁沿いには浦賀の歴史が描かれているので、もしかしたらその辺りの詳しい話も書かれているかもしれません。
しかし、私の目的はマンホールカード!
歴史にはあまり触れず、先に進む。
浦賀通りは駅から伸びるメイン道路ですが、古いお店やシャッターが閉まっているお店も多い。
正直観光地という雰囲気はあまり感じられません。
浦賀コミュニティセンター分館
間違い注意!カード配布は分館
マンホールカードをもらえるのは「分館」なので、みなさんお気をつけください!
(実は私、間違えて最初駅から近い行政センターの方のコミュニティセンターに行ってしまいました)
建物の入口はこの石垣の上。
それにしても、浦賀駅でも思ったけどなぜこの辺りの建物は大通り正面に入口を作らず、一旦建物沿いに歩き裏に周らせるのか?
高低差がある地形なので坂をなだらかに上るため?
そんな大通りから裏側にある館内入口には、人はおらず玄関には顔抜きパネル。
(に、誰かの顔が既にはめられている。)
2階にあがると事務室に職員の方男女お二人がいました。
男性「どこから来たの?」
棗「東京からです〜♡」
男性「え〜!こんな遠くまでわざわざ東京から?」
女性「何枚くらい集めたの?沢山持ってるの?」
棗「私はまだ130枚位です。」
男女「へぇ〜凄いねぇ!気をつけて帰ってね」
無事マンホールカードをいただき、お礼を言って帰ろうとすると…
配布しながらの疑問
男性「あのさ…こんな事あなたに聞くのもアレなんだけどさ…」
(ハッ!この雰囲気はもしや…)
男性「いや、ずっと気になっていたんだけどさぁ…」
(や、やっぱりw)
わたくし棗一期は、何故か旅先で初対面のおじさまやおじいさま達から、それ貴方が聞いちゃう〜?という様な“日頃の疑問”を投げかけられる。
最近では、それに答えてモヤモヤを解決させるのが宿命を感じているとか、いないとか。
御朱印の色はなぜ?
図書館はどこですか?
これ、何が楽しいの?
男性「このカードは一体何が楽しくて集めてるの?」
棗「…えw」
しかし、そこに嫌味などは一切ない。
「飛行機は鉄の塊なのに何故空を飛ぶの?」と質問する少年と同じ様な純粋な目で投げかけられた疑問だ。
だからこちらも真剣に答える。
誰がために蓋はある(誰がために鐘は鳴る)
棗「そこに蓋があるから…人によって目的は様々だと思いますけど、私はカードを集めながら旅行して美味しいもの食べてブログで紹介するのがすごく楽しいんです♡」
そう、目的は十人十色。
蓋活は目的の一部であり、蓋活は別の目的も見つけてくれる。
そして、カードを集める目的はそれぞれ別でもマンホーラーは繋がっている。
私もカードを集める蓋活の一部なのである。
まさに誰がために鐘は鳴るだ。
そして、強いて言うならば私の場合は裏ミッションもある!
「旅先で地元のおじさまが抱えているモヤモヤを解消させる使命」ズバリ今この瞬間です!
(と、これは心の中で答えておきました)
男性「はぁ〜なるほどね〜。いや皆何が楽しくて集めているのか気になっててさ〜。そーか、そーか。」
今回も私の裏ミッションは無事クリアできた様子。
浦賀コミュニティセンター分館の詳細
郷土資料館なので、展示室などもあるみたいですがそちらは割愛m(_ _)m
それにしても、すごく驚かれたので普段はあまり人が来ない場所なのでしょうか?
でもロッドは003でした!
まさかの質問でこちらも驚きましたが、叶神社やバス停の場所などとても丁寧に教えてくれました。
※何度も言いますが、マンホールカードをいただけるのは分館になりますのでお気をつけください。
神奈川県横須賀市浦賀7-2-1
046-842-4121
8:30~17:00
公式サイト
マンホールカード「横須賀市B001」
こちらで貰ったマンホールカード横須賀市B001は、浦賀奉行開設300周年記念デザイン。
ジオラマみたいで可愛い〜
学生の時に歴史で学び、うっすらとしか覚えていなかったペリーさんの黒船。
こうやってブログを書き改めて調べてわかる事もあるから、マンホールカードを集めながら旅をするのが楽しいです!
タガタメニ フタハアル
浦賀の渡しに蓋はある
この後、叶神社へ行きました。
(その様子はこちらのブログでご紹介してます。)
途中、消火栓マンホール蓋を発見。
叶神社の近くのバス停から京急久里浜駅に向かいましたが、バス停の前が浦賀の渡しの発着場。
浦賀の渡し元気に運行…いや就航中?
運行とはバスや列車が決まった道筋を動く事。
運航は船や航空機が決まった航路を進むこと。
そして就航は船や航空機が初めて航路につくこと。
(こっちは運航中になってるけど)
大人400円で、看板右下のボタンを押して呼ぶ。
一応小さな待合室があり中に自販機もある。
今回は眺めるだけ。
ちなみに、この時はまだ渡し未体験でしたが、この立派な船をみて安心。
舐めきってこの数日後、松戸の矢切りの渡しへ行ったらガクプルでした。
また、次回ブログで書く予定の叶神社ですが、実は2つありそのうちの一つがこの船で渡った向こう岸にある東叶神社になります。
渡しの発着場近くには、カードのデザイン蓋があります。
ちなみに、ペリーさんは国書を幕府に送り「一年後再び来航する」と言い残し一時帰国したそう。
では、私も浦賀の渡しに乗って東叶神社に行くため一年後再び来航するよと心の中で告げこの地を後にしました。
マンホールカードB(浦賀コミュニティセンター分館)、結構なおてまえでした★