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マンホールカード@栃木市【蔵の街小江戸散策&金魚湯】

栃木というと外の人間からすると宇都宮や、日光鬼怒川塩原などのイメージが強い。
そのためか県名と同じ名前なのに、イマイチ私の中では影の薄い栃木市
そんな栃木市の「栃木駅」はJR両毛線の小山〜足利の間にあります。
(※東武鉄道日光線も通っていますが、今回はJRおでかけ休日パス利用)

今回は下調べもなく寄り道下車、もちろんお目当ては…
いざ、マンホールカード栃木市のおてなみ拝見!

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「小江戸」栃木は、蔵の街

栃木市は、宇都宮市と小山市に次ぐ、県内3番目に人口が多い市。
そんな栃木市には蔵造りの家屋が並ぶ「蔵の街」。
江戸時代には宿場町として栄えた、いわゆる小江戸

しかし小江戸というと、やはり埼玉の川越千葉の佐原のイメージが強く今回初めて知りました。
そう、栃木といえば関東なのに“東京・埼玉・千葉・神奈川”とは少し雰囲気が異なり、関東と頭につけられることが多い県。
正直「小江戸?江戸はかなり離れてるけど…」と思ってしまいました💦
(誤解なきようお伝えしますが、私は栃木県がとても好き♡ご当地グルメ多いし、温泉あるし)

それはさておき、この時はまだ小江戸にあまりピンきていないものの、街は徐々にアピールを仕掛けてくる!
栃木駅からバスで7分程「観光協会前」で降りると向かいにはモダンな建物、コエド市場

入口にゆるキャラの“とち介”がいるので、ここかと思いましたが、その隣の観光総合案内所がマンホールカードの配布先。

こちらは瓦屋根で、益々小江戸感で攻めてきた。

しかし、車通りのある大通りで新しそうなお店も多く、まだそこまで小江戸感は感じない。

そう、本当の小江戸の力を知るのはこの後だったのだ…。

マンホールカード「栃木市A001」

その前に、まずは目的のマンホールカード栃木市。
いただいたカードをみると、デザインは川沿いに並ぶ倉と鯉。

裏面に書かれている、巴波川(うずまがわ)?
そして、今回マンホールカードと一緒に貰った歴まちカードの写真にも川と舟?

観光案内所がある場所からは想像がつかないが、ここから徒歩6分ほどで川に出れるのだ。
ならば行って、栃木市の本気の小江戸アピール拝ませてもらおうじゃないか!

栃木市観光総合案内所
栃木県栃木市倭町14-1
0282-25-2356
8:30~17:00
公式サイト

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蔵の街遊歩道のおさんぽ

川に向かうには、駅からのバスで降りたバス停横にある細道を抜ける。
その細道は、この派手なまぜそば屋さんの横にあります。
まぜそば専門店 泣きむし王子

このお店、200円のトッピングガチャがあったりとかなり個性的。
めっちゃくちゃ惹かれますが、お昼の佐野ラーメンが全然消化されておらず、泣きむし棗で後ろ髪引かれながら通り過ぎる。(T_T)

蔵の街遊歩道

少し小江戸っぽくなってきた?
川へはこの道を抜ければ良いが入ってすぐ、素通りできない刺客がやってきた。

栃木市郷土参考館

無料だし、どんな感じかちょっとだけ…

古い民家。

井戸がありました。

隙間から底を覗き込んだけど、暗くて草が生えててよくわかりません。
でも昔の人は外が暗い中でもここからお水をくんでいたんですよね〜。

井戸って少し陰な雰囲気があり、怪談が生まれるのわかる気がする。

そして、井戸の横には小さな玄関がありますが、これがめちゃくちゃ低くて屈みながら入る。
(ちなみにこの横に普通の玄関があるのを後で発見)

中には検温計や消毒液、そして入場用の簡単なアンケート。
普通の古い民家っぽいし、靴脱ぐのもアンケートも面倒だし、無人と思いこのまま引き返そうとしたら中から「よかったらどうぞ」と声をかけられビックリ!∑(゚Д゚)
なんとなく断りづらくて、そのまま中を見学。

坂倉さん家におじゃましま〜す!

こちらは約200年前の江戸時代に質屋を営んでいた、坂倉家の母屋とのこと。
大きなタンスには番号が振られた沢山の引き出し。
と、いうことはつまり…

リアルではできない“ドラクエの勇者ごっこ”(人の家のタンスを勝手に開けまくってアイテムを探すヤツ)が、実現できる。
どうせ何も入ったないだろうと思ったら…

なんと、棗はやくそうを見つけた!

そう、こちらのタンスは芸が細かくて、どの引き出しの中にも薬袋が入っているのだ。
全部レプリカだと思っていたけど、後で調べたらどうやら本物(センブリの葉など)だったらしい💦

なんと、棗はやくそうを見つけた!!
なんと、棗はやくそうを見つけた!!
“せかいじゅのは”は出ませんでした(笑)

土蔵もど〜ぞ!

勇者ごっこを楽しんだし早々に帰ろうとしたら、また奥から天の声。

「奥に土蔵もあるので、よかったらどうぞ見て行ってくださいね」
土蔵に、どーぞ…

ここの管理スタッフさんは表の顔で、実は芸人パノンなのかも知れない。
※人の親切心を勝手に親父ギャグに変換してしまう私の悪い耳をお許しください。m(_ _)m

結局、パノンスタッフさんに従い導かれるがままに行動する私。
本当にコントローラーで操作されてる勇者棗の気分になってきました。
旅の扉を開けて新たな世界…否、過去の世界へ!
(ザッザッザ)

一階には黒電話や扇風機、ワープロなどの昭和初期の生活家電や昔の食器など、生活用品をメインに展示。

そして、2階に上がるとさらに古い、歴史を感じるブツが並ぶ。

当時の足利庁舎の写真など、貴重な展示物がズラリ。
その中でも目立っていたのは、様々な柄の瓦。
栃木鬼瓦

江戸時代末期、栃木市周辺で良質な粘土が発見され作られるようになったそうですが、いずれも怖そうな顔ばかり。
鬼瓦は装飾以外に厄除けの意味もあるので、みなさん強そうな顔をしていますね。

蔵の街遊歩道の途中にはモノクロの足利市マンホール蓋もあるので、ぜひ!

栃木県栃木市倭町4-18
0282-24-2145
9:00〜17:00 月曜休館 無料
栃木市公式サイト

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巴波川綱手道を歩く

遊歩道を抜けると、川にでます。
その川の両端は綺麗に整備された道が続く。
千葉の佐原で見た川沿いの景色と少し似ている。
巴波川綱手道

栃木市はこの巴波川舟運により発展しました。
巴波川は渡良瀬川や利根川へとつながるため、江戸との物資の集散地(荷物や塩)になっていたそうです。
明治時代まで舟運は続いていたそうです。
お店はポツリポツリ、川沿いのカフェ。

とち介の倉焼き、買いたかったけど夕方なので売り切れでした。(T_T)

夕方ということもあり、とても静かな通り。
たまに自転車に乗った人とすれ違いましたが、観光案内所のレンタサイクルでお散歩も気持ちよさそう。

舟のりばもあります。

蔵の街遊覧船は、約30分の船旅で船頭さんから歴史などお話が聞けるそう。
さらに、7月はうずま川行灯まつりを開催しており、行灯が照らす幻想的な川景色が楽しめるそうです。
しかし、マンホーラーは明るいうちに行きましょう。

なぜなら、この橋のすぐ近くにあるよ。
栃木市のカラーデザインマンホール蓋。

最初、イマイチなんて思ってしまってごめんなさい。
栃木市、とっても素敵な小江戸感み〜つけた!

巴波川沿いの景色を愉しむ

巴波川綱手道は長い道ですが、栃木駅方面に進むにつれ民家やお店が現代風になってきます
うさぎ食堂

こちらのお店の前にベンチがありますが、川沿いの柳と並ぶ倉、そして可愛い仲間との撮影ができます。

サマルトリア王子とムーンブルクの王女が仲間にくわわった!
(ソロ旅でも旅の仲間が増えた気分を味わえます。)

さらに進み、うずま公園の近く。
子供達を見かけるようになってくる。

お店は閉まっていましたが、お菓子のせきねの前ではコイのエサを販売。

ポップコーンやビスケットなので人も食べられるそうですが、絶対川に投げるよりも自分の口に投げ入れる方が多い人、いるよね?

公園の横にあるこちらは、瀬戸ヶ原堰

KAWAカードを集め出してから、川の流れや堰き止め、水門、閘門など色々見てきたので、自然に目にとまる👀
小さい川だけど、門や水路がよく見えて楽しい。
私でも少しテンション上がったので、マニアにはたまらんスポットかもしれません!

玉の湯(金魚湯)で汗流し

初夏でしたが、日中はお日様も強く汗をかきサッパリしたくなりました。
そんな方にオススメ!

瀬戸ヶ原堰の辺りからうずま公園を超えると、ミツワ通り共栄会に出ます。
その商店街の中にある、銭湯。
玉川の湯(金魚湯)

金魚ののれんが、可愛い。
銭湯なのでお値段も良心的、大人400円。

なんと、400円で小さいタオル貸してくれます。
広い浴室、ワイン風呂や薬湯もありレトロな雰囲気が良き。
なんと、こちらは明治22年創業で、薪焚き
熱いお湯で汗流し、疲れも取れHPも全回復。

玉の湯(金魚の湯)
栃木県栃木市室町3-14
0282-22-1865
11:00〜23:00 水曜定休
公式サイト

ミツワ通りをまっすぐ進むとミツワ横丁になり、そして栃木駅北口へ出ます。
駅前のロータリー周りには観光交流館や飲食店もあり、両毛線での乗降客数は前橋、伊勢崎に次ぐ第3位というのも納得の賑わいでした。

次回は岩下の新生姜ミュージアムにも行きたいし、まだまだ他の観光スポットも気になる、魅力的なエリアでした。

銭湯でお腹を空かせて、この後は宇都宮へ餃子を食べに行きましたが…
こちらは今回ネタ不足のため、また次の宇都宮訪問と併せてご紹介します。

マンホールカード栃木市&小江戸のレトロな街並み、結構なおてまえでした★

棗 一期: 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。 ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、 一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ! なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ! 人生楽しんだもん勝ち!