以前江の島についてブログを書きましたが、その時は弁財天仲見世通りやアイランドスパなど島の入口メインでした。
もっと島の奥や上にも踏み込みたい!
でも実はこの島、思ったよりも広いんです。
という事で、今回は体力温存のためにも利用したいエスカーの各区間ごとに見どころを紹介。
お寺もご飯も絶景スポットも、デザインマンホールだってある、島丸ごと境内の江島神社のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
まずは、マンホール蓋
有名な観光地「江ノ島」。
ですが、意外なことにマンホールカードの配布はしていない。
でもマンホーラー(特に蓋現物マニア)には外せないエリアがあります。
それが、下画像の左側ピンクマーカーの駐車場&マリーナの道。
この道、バスターミナルの付近は飲食店も多いのに、最初の駐車場以降どんどん寂しくなる通り。
風景寂しいので、足元でも見てみよう。
すると、色んな貝殻発見。
貝なんて“食べられる貝と食べられない貝”の2択しかないと思ってる私も、思わず「へぇ〜」と感心するほど、沢山の種類の貝が紹介されてます。
そして、この通りには“海外から観光客が多く訪れる地、江の島らしい”マンホールがあるのだ。
1番見つけやすいのは、バスロータリー前の緑蓋。
英語でwelcomeと書かれていますが、これと色違い5つの言語のマンホール蓋が他にあることを知り、今回はそれらを探してみました。
黒は日本語で「ようこそ」
黄は中国語で「热烈欢迎(あたたかい歓迎)」
赤は韓国語で「환영 합니다(歓迎いたします)」
青はスペイン語らしいのですが…
対象の道路端から端まで2往復したのに見つかりませんでした。(T-T)
真夏に結構長い距離を頑張ったのに残念(汗)
公式サイトを見ると「Bienvenidos(いらっしゃいませ)」らしい。
見つからなかったのは残念ですが、代わりにこちらの江の島伝説のデザイン蓋を発見。
江の島伝説については、本記事の後半でご紹介してます。
防火用水槽のデザイン蓋も藤沢市仕様でした。
全三区間、上り専用エスカー
さて、ここからが本題。
弁財天仲見世通りは実は江島神社の参道。
そして島を上っていくと拝殿、さらに反対側に降りていくと奥宮という構造。
なので、最初は島の上に上がっていくのですが、少しでも体力を温存したい方におすすめの乗り物がある。
それこそ、江の島が誇る「エスカー」。
しかし、エスカーは3区に別れており1区ごとに料金を取るセコい…目的の場所ごとに必要な分だけ乗れます。(笑)
ただ一区間200円、全区間乗っても360円とお手頃価格なのでご安心ください。
また、一区はイベント時期によって映像が楽しめるのでオススメです。
↑少し見にくいけど区間ごと色分けしてみました。
注意としては上り専用なので、足腰が悪かったり下り階段の方が辛い方などは要注意。
では早速一区から乗ってみましょう。
瑞心門〜銭洗白龍王(1区)
まずは弁財天仲見世通りを抜けると、一気にここが江島神社であったことを思い出す雰囲気に変わる。
瑞心門
ここ、ある季節になると凄いことになります。
詳細は後日のブログでご紹介するので、お楽しみに〜
エスカー乗り場は、門の左
進行方向としては、このまま瑞心門を潜り抜け、さらに階段を周り登りながら進むのですが、エスカー利用者は瑞心門を潜らず左の道に進んでください。
江島神社の全景絵地図をチラ見し、進むと第一のエスカー乗り場があります。
乗り場前に券売機があり、電子マネーの利用も可能。
私は今回「小田急線乗車+エスカー全区間+シーキャンドルのお得なきっぷ」利用で、スマホ画面提示の楽々通過
ちなみに、エスカーは全部で3つありますが、最初のエスカーがすごく綺麗。
水族館の中のエスカレーターの様に、暗闇の中を上がっていきますが、その壁には下の画像の様な綺麗な映像が映し出される。
2023年夏の江の島灯篭の時には、江の島の伝説「天女と五頭龍」が流れていました。
よく見ると一部分だけ細かい動きがあって、切り絵のお芝居を見ている様でとても綺麗。
江の島伝説「天女と五頭龍」とは
どんな物語かというと、
昔、様々な災いをもたらし人々を苦しめていた「五頭龍」という龍が底なし沼に住んでいました。
ある時、海底から島がわき起こり、天女が舞い降りる。(唐突すぎる天女降臨w)
その美しい天女に恋をした五頭龍は結婚を申し込むも、これまでの悪行からお断りされてしまう。
そこで五頭龍は悪行を止め、改心し善行を尽くし、天女と結婚することができたと伝えられています。
ふむ、つまりヤンキーが惚れた品性高潔な美女のために頑張ったというお話ですね!(ザックリ説明)
ちなみにこの天女=弁財天様。
弁財天は水の神様と言われてるし、龍も水と深い関わりがる。
水に囲まれた島にある江島神社は、水のご夫婦神様に守られているのですね。
そして、1区のエスカーを上りきり外に出ると、その龍神様がお出迎え。
銭洗白龍王
銭洗弁財天ってよく聞くけど、こちらでは龍神さんが池の中央にでーん。
お賽銭箱が池の中央にあったので、“うまく入ったら金運アップする”と自分ルールを勝手に作り、いざチャレンジ!
惜しい!(笑)
辺津宮・御朱印(1〜2区)
1区のエスカーを降りてから2区の乗り場までは少し歩きますが、まさにこのエリアが1番参拝者が多いエリア。
辺津宮
ここは瑞心門の後の階段を登りきった場所ですが、こちらもある季節の夜にはすんごい事になります。
参拝者の上にぶら下がってる白いのも、夜にはすんごいことになります。
2区のエスカー乗り場を目指し、辺津宮の左の道を進むと八角堂。
江島神社のご祭神は三姉妹の女神様で、古くは江島大神や江島明神と呼ばれていたそう。
でも、仏教との習合でいつのまにか弁財天になったらしい。
この八角堂では日本三大弁財天と呼ばれる弁財天様が祀られており、拝観料は大人200円となります。
だいぶ昔に一度だけ入った方がありますが、記憶が定かではなく割愛。
さらに進むと、御朱印所。
社務所は先ほどの辺津宮の横にありましたが、こちらは御朱印をいただけます。
空いていたので、こちらでいただくことにしました。
番号を伝えていただきますが、シンプルな江島神社の御朱印にしました。
期間限定の美しい切り絵の御朱印や、その他多数の御朱印があり悩みます。
時間8:30〜17:00
初穂料300円
御朱印所の向かいには八坂神社。
さらに進むと、大きなうさぎさん🐇
毎年干支が飾られるのでしょうが、やっぱりここ江島神社では龍年がより映そうですよね。
この先もう少し進み階段を降りると2区のエスカー乗り場があります。
ちなみに、2区以降のエスカーはとってもあっさり、普通のエスカレーター。
中津宮(2〜3区)
2区のエスカーを降りると、真っ赤な拝殿が現れます。
中津宮
江島神社には、1区の「辺津宮」、2区の「中津宮」、3区のかなり奥の「奥津宮」と、拝殿が3つあります。
それぞれに江島神社のご祭神の三姉妹の神様が祀られているのです。
こちらの中津宮には、三姉妹のうち二番目の市寸島比賣命が祀られています。
ちなみに最初の辺津宮には1番下、最後の奥津宮は1番上の長女?が祀られています。
神の世界も(神の世界こそ?)年功序列制度が深い。
ちなみに私のお気に入りは、こちらの中津宮から後ろを振り返った時の樹々の隙間から見える海景色🌊
全て巡ってみた結果の個人的感想ですが、やっぱり三姉妹の2番目って1番上手く美味しいところ持ってくイメージ。(何の話?w)
どういうことかというと、辺津宮は人が多くわちゃわちゃ落ち着かないし、奥津宮は遠くて行くの大変。
それに比べて中津宮は、適度に空いて落ち着いており唯一海が見えて景色も良い、比較的行きやすい距離。
ね!上と下の間の1番美味しいところ持っていく三姉妹次女のイメージじゃないですか?
「私が1番苦労してるのよ!」という三姉妹次女の方、いたらごめんなさい。(笑)
イル キャンティ カフェ 江の島(3区)
その後、2〜3区のエスカーは近い距離にあり、すぐに最上階の3区へ到着。
エスカー降りるとすぐに広い敷地で、頂上部分は見晴らしの良い広場やサムエル・コッキング苑がほぼ占めている。
実は、ここから奥津宮にいくまでがかなり遠くアップダウンも激しい道のりとなる。
その前に、腹ごしらえ。
絶対、この先海じゃん!
絶対、絶景じゃん。
近くにあさひ本店の支店があり混んでいましたが、こちらのお店は空いてすぐ入れました。
(しかし、数分後は満席になり絶妙ラッキーなタイミングだった)
実はここ、前に紹介したお気に入りの「イル キャンティ ビーチェ」の姉妹店!
イル キャンティ カフェ
若干メニューは違いそう(少ない印象)ですが、美味しそうな海鮮が揃っているのは共通。
入口から反対のお店奥は、予想通りの絶景オーシャンビュー。
テラス席も利用できたのですが、暑すぎて涼みたかったので店内にしました。(笑)
あちーあちーで、とりあえず生ビール(660円)
涼しい店内からも、海がよく見えたのでラッキー!
ビールに合うお昼の海の幸、海賊ピッツァ(1700円)を注文。
大きな帆立貝柱、エビ、イカ、タコ、アサリが乗ったピザですが、ソースが選べたのでトマトソースにしました。
ピザ生地はクリスピー派の私ですが、こちらの生地は端は厚め。
だけど、サクモチっと不思議な食感でお気に入り。
中央の生地もクリスピーのサクっとは違うが薄くて、具材のイカやタコの食感も味もしっかり感じて美味しい。
チーズの味も濃厚で美味しくて、一枚ペロッと平らげる。
やっぱり、この店好き♡
神奈川県藤沢市江の島2-4-15
0466-86-7758
11:00~21:00
公式サイト
江の島大師(3区)
サムエル・コッキング苑より先は昔一度行きましたが、その時には気が付かなかったアレコレ。
まずは石段の途中。
こんなところにデザインマンホール蓋!
渋可愛い。
その先、民家やお店の間に突如現れた。
ドラクエの「うごくせきぞう」の様な迫力の赤不動。
ここは江の島大師。
大師=つまり、お寺?!
なぜ江島神社の中に寺があるのか?
実は、もともと江の島には神仏習合の与願寺というお寺がありました。
しかしその後、神仏分離で寺と神社の区別がはっきりとされる様になった。
その際、江島神社として存続することになり寺が廃止され僧侶は全員僧籍を離れて神職と。
(ドラクエの僧侶→賢者へリアル転職?)
しかし突如、平成5年に廃業した旅館の跡地に鹿児島の最福寺の関東別院として、この江の島大師が創建という経緯でした。
外から見た時は何かの施設みたいな雰囲気で少し怖かったけど、旅館と聞き納得。
本堂はとても穏やかな空間でした。
おみくじを引くと、やったね大吉!
太陽を手にすると書かれてる。
確かに、この少し前にサンフラワーは手にしたよ。
今年の夏は昨年以上に色々楽しめたし成長も感じることができたし、確かに大吉だったかも!
(↑毎年言ってるけどw)
また、御朱印の納経料は「お気持ち(自由)」とのことだったので500円納めさせていただきました。
このお気持ちってちょっと試されてる気がして悩む〜(笑)
とても綺麗な御朱印です。
江の島大師
神奈川県藤沢市江の島二丁目4番10号
0466-50-2111
公式サイト
江の島探検は、深く続く
ところで、皆さんはお気付きでしょうか?
これまで過去に江ノ島の記事は3つほど書いており、今回もそこそこ長い記事。
それなのに、まだ奥津宮がある島の裏側を紹介してません!
今回の目的のサムエル・コッキング苑のイベントやシーキャンドルについてまだ書いてません!
江の島、ポテンシャル高すぎ。
長すぎて読んでくれてる皆さんもお疲れかと思いますので、続きはまた次回!(笑)
江島神社・江の島大師・イルキャンティカフェ・エスカー・デザインマンホール、盛りだくさんで結構なおてまえでした★