前回紹介した巾着田曼珠沙華まつりと同様に、2023年に絶対行こうと思っていた場所があります。
同じく日高市の高麗にある、高麗神社。
「出世開運のパワースポット」として有名ですが、他にも個人的に興味のあることが!
いざ、高麗神社のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
アクセスは高麗or高麗川駅から
場所は、西武線高麗駅とJR八高線の高麗川駅の間。
私は巾着田からバスに乗り、4つ先の「楡木」バス停で下車。
そこから徒歩で1kmほど。
帰りは20分かけて高麗川駅まで歩きました。
高麗川駅の方が近いのですが、個人的には高麗駅前を見てから行くことをお勧めしたい。
なぜなら、高麗駅前にある真っ赤なトーテムポール「将軍標」を見て欲しい!
※そんな時間ない、歩きたくないという方は、過去ブログをご参照ください(笑)
こちらは石の장군표(チャングンピョ)。
魔除けの意味を持つ境界標とのことで、神社の鳥居の様なもの。
でも、その横に鳥居もあります。
一の鳥居
参道が気持ち良いほど真っ直ぐに伸びており、背筋シャキーン。
二の鳥居
辺りは民家や畑ばかりで、他に観光スポットやお店もなく賑わっているわけではないが、常に参拝客はポツリポツリ途切れない。
しかし、私以外は車で来る方ばかりでした。(。-∀-)
高麗神社のご由緒
ところで、皆さんは「高麗」をすぐに読めましたか?
高麗=こま。
日本の漢字の読みとは少し違う感じがしません?
高麗神社(こまじんじゃ)
主祭神:高句麗からの渡来人高麗王若光
配神:猿田彦命・武内宿袮命
御神徳:出世開運・事業繁栄・子孫繁栄・延命長寿
高麗神社は高句麗国の王族高麗王若光を祀る社である。
高句麗人は中国大陸の松花江流域に住んだ騎馬民族で、朝鮮半島に進出して中国大陸東北部から朝鮮半島の北部を領有し、約700年君臨していた。
その後、唐と新羅の連合軍の攻撃あい668年に滅亡した。
この時の乱を逃れた高句麗国の家族や僧侶などが多数日本に渡り、主に東国に住んだが716年そのうちの1799人が武蔵野国にうつされ、新しく高麗郡が設置された。
高麗王若光は、高麗郡の郡司に任命され、武蔵野の開発に尽くし、再び故国の土を踏むことなくこの地で没した。
郡司はその遺徳をしのび、霊を祀って高麗明神とあがめ、依頼現在に至るまで高麗王若光の子孫によって社が護られており、今でも多数の参拝客が訪れている。
高麗人の方々は日本だけではなく、ロシアや中央アジア多く移住したそうです。
異国の地(しかも日本の山奥の小さな町)で、自分たちの郡を作り、その歴史も細かくちゃんと受け継がれていることが凄い!
高麗神社=出世神社
そんな高句麗の歴史が詰まった神社は、実は出世神社として有名なパワースポットでもある。
なぜかというと、“この神社を参拝した政治家の6人が総理大臣になったから”とのこと。
縦長の境内で、神社自体はそんなに大きくない。
むしろ、有名な観光スポットにしては静かすぎる神社。
でも、境内を歩いているだけで心が穏やかに、そして背筋が伸びる不思議な雰囲気が漂う。
手水舎の横には将軍標風の看板、の音声ガイド。
都内の神社でも最近は、電子パネル式の境内図&近隣案内をよく見かけます。
何気に神社って流行最先端ですよね。
出世の道を進むには、時代の流れに敏感でなければならないということか…
(と勝手に解釈)
車のお祓所や御神木、そしてお目当てのあのコーナーがある広場に出ますが、一旦スルーしてまずは参拝!
筋肉ムキムキの狛犬たん♡
お邪魔しま〜す。
御神門&御本殿
御神門もとても素敵。
(潜った先、御本殿側から撮影)
神社幕もシンプルで可愛い♡
御神門を潜るとすぐに、御本殿。
参道から本殿まで、全体的に明るい印象。
高麗神社は場所的には、少し暗めの静かな山の麓にあるし参道の側面は山の側面で日陰っているのに、境内は明るい。
不思議な神社です。
人も行列っほどじゃないけど、常にポツリポツリと来て途切れません。
静かに参拝を終えたら、本殿右隣にある門から社務所へ。
高麗神社の御朱印
お守りや御朱印は季節で変わるらしく、かなりの種類。
私がいただいたのは、9月の秋海棠(しゅうかいどう)。
秋海棠は中国の花で江戸時代に日本にやってきたそう。
初穂料500円
画像ではわかりにくいのですが、用紙はうっすらクリーム色の様な和紙のような繊維?光沢があり綺麗でした。
御朱印もいただいたし、これで私も総理大臣?!(笑)
出世のご利益がありますよ〜に!
続いて、社務所の前の階段を降りると、先ほど参道の途中で見た広場に出ます。
その広場の奥にある、謎の建物。
「おふだ おまもり」と書かれた建物がありますが、今は誰もいません。
初詣など人が多い時はこちらがお守り授与所なのかも?
その代わり、こんなのがあります。
高句麗装束の展示
これです!
私が観たかったコーナー。
(よく見ると、手前の人形も韓服着ている)
KPOPにハマり韓国語を勉強し始め、たまに勉強のために韓流ドラマをみます。
その中でも韓国時代劇は、最初おちゃらけからの、後半シリアスな伏線回収、最後は大どんでん返しと、軽快なテンポで面白い。
何よりも、衣装が可愛い!
そうそう、こんな感じの衣装です。
高句麗古墳壁画に描かれている古代装束、虹のスカートや水玉のスカートを再現した衣装展示。
奈良時代の飛鳥美人も虹のスカートを履いていたらしい。
チャイナや着物やチマチョゴリなど、民族衣装が好きな私。
来年の中国武術の発表では韓服着ようかな?(笑)
そんな事を考えていると、心惹かれる張り紙を発見!
武道演武会
実はテコンドーにも少しだけ興味があったのですが、扇や剣などの武器が好きで中国を選びました。
でも、テコンドーの飛び蹴り格好良いですよね〜
一度生で見てみたい。(*´ω`*)
高麗神社の詳細
本殿の奥には、重要文化財の高麗家住宅がありますが今回はそちらは見ずに、サッと周って20分ほど。
実は高麗神社に着く前に、新たに気になる場所を見つけたのです。
山の上で少し距離がありそうなのと、前後の予定のため時間がなく断念した高麗山聖天院。
次にこの地に来るときには、そちらと合わせてじっくり再訪したいと企み中。
最後に、私は完全に高句麗=現在の韓国のイメージで話をしてますが、高句麗は現在の「中国(満州)・北朝鮮・韓国・」にあった国のため、中国史か朝鮮史を巡る「高句麗論争」があるらしい。
論争関係はあまり興味がない&触れたくないので、割愛させていただきますm(__)m
たまたま蓋だけ発見したので撮影したけど、次は日高市役所でマンホールカードも貰いに行かなきゃ!
また来るからね〜!
高麗神社
埼玉県日高市新堀833
042-989-1403
授与所:8:30~17:00
八高線 高麗川駅から徒歩20分
西武線 高麗駅から徒歩45分
高麗神社、結構なおてまえでした★