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鑁阿寺(ばんなじ)@栃木【大日茶屋の足利シュウマイ】

実は前回の足利訪問の時に、織姫神社以外にもいくつか行こうと狙っていた場所があります。
例えば、デザインマンホール蓋が設置されている「足利学校」。

足利市駅のレンタサイクルは太平記館で返却も可能で、丁度、織姫神社から太平記館に向かう途中に足利学校がある。
しかし、せっかく足利学校に行くなら(入館料発生するし)じっくり見学したいが、この日は靴擦れでもう歩きたくない状態。

座りたいし、サクッとだけ見学したい。
そんな時、近くに良い感じの無料観光スポットをみ〜つけた!
境内で足利グルメも食べられる、鑁阿寺(ばんなじ)のおてなみ拝見!

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足利学校の隣、大日尊 鑁阿寺

足利学校の隣に、堀に囲まれたお寺を発見。

鑁、鑁阿…?(汗)
こちら見たことない漢字だが、「ばんなじ」と読む。
梵語(サンスクリット)に代って当てはめられた文字で寺名と漢字に意味はないらしい。
足利義兼さんにより、鎌倉時代に建てられたお寺。
ちなみに、足利は足利氏発祥の地と言われていますが、地名の由来を調べると「足のよく利く者が多くいた説」や「芝草(カガ)が一面に生えていた説」などあります。

私は足利氏発祥=足利と思っていましたが、足利という地名は既に奈良時代からあったそう。
そして、足利家は通称で正式な書面には「源尊氏」と署名していたそうです。(驚)
昔の人って改名も多いし、別名もあるしややこし〜(O_O)
きちんと歴史を理解するためにこの地に訪れる人も多いでしょうが、私はこれ以上は深掘りせずに進む。
足利の無駄遣い!m(_ _)m

まるでお城の様な立派なお堀の上にある、丸い太鼓橋を渡る。
鯉もいて立派なお堀。

楼門

鑁阿寺は、国や県指定の重要文化財が多数あり、こちらの楼門もただならぬ雰囲気です。
止まっている鳩(赤丸の箇所)だって、夜明けの池袋の鳩とは違い上流貴族の様な佇まい。

「日本の名城百選」なんです!

ところで、こちらの鑁阿寺は「日本の名城百選」に選ばれているらしいのですが…
“寺なのに城?!”と思いますよね。

実は、ここは足利氏の館があった場所で、その中にお寺(鑁阿寺)があったのです。
居住スペースは「足利氏宅跡」として国指定史跡になっているそうですが、館はないのにお寺は現在もしっかりとした形で残っているのが不思議ですよね。

しかし、ここでさらに“館と城の違いって何?”という、新たな疑問が生まれる。

館と城の違いとは?

城は、敵の攻撃を防ぐために垣を巡らした所。
館は、豪族などが日常住居していた大屋敷。
※ちなみに、「その土地を治める領主や武士の住む屋敷」+「戦いで防衛するための機能をもつ城郭」を兼ねた大きな建物を「城館」というらしい。

個人的には“天守閣がある”のが城と安直に思ってたけど、実は天守閣がないお城もあるらしい。(汗)
そして、100名城には城以外も対象になっている?
なんだかややこしいけど、とにかく歴史的な建造物が多くある観光スポットだといたことをお伝えしたい。
雑な〆でごめんなさい(笑)

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重要文化財、わんさか!

サクサクっと全体を散策。
手水舎

まっすぐ伸びた参道の先に、国宝の鑁阿寺本堂

左横の窓で御朱印など受付。

大きなドラ、この日はなんとなく鳴らさず、御朱印もいただきませんでした。(^_^;)

足利にはまた来る気がするのと、な〜んかこの時は本当に気持ちが参拝モードになっていなかったんですよね。(^_^;)

「まぁ、そういう時もあるよね。また来るね。」
と足元の狛犬さんに軽く挨拶して本堂を後にした。

大銀杏(天然記念物)

ちょうど今頃黄色く変わってるのかな?

中御堂

足利基氏の末裔、喜連川氏初代の喜連川国朝(くにとも)により再建されたらしい。
喜連川というと、めっちゃ昔に行ったことがある「道の駅きつれがわ」を思い出しますが、足利から結構距離ありますよね?Σ(゚д゚lll)

一切経堂(国指定重文)

普段は公開しておらず中は見れませんが、大きな行事の時や市の文化財公開日に解放される。
団体での見学は随時公開してくれるそうですよ。

多宝塔(県指定文化財)

私は、この派手な色見ると川崎大師を思い出しますが、実はこちらの鑁阿寺も同じ真言宗
そもそも、インド哲学の五大(地水火風空)や、中国の五行思想(火水木金土)からきている、この五色幕。
真言宗では「五智如来の色」、智慧を表す色とも言われるそうです。
智慧→法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智(難しい)

時間がギリギリだったため、今回は駆け足参拝でしたm(_ _)m

ご当地グルメ、白い足利シュウマイ

外に出る直前、大きな看板が私を呼び止める!
足利シュウマイ

普段は餃子派の私だが、このタイミングで小腹を満たすにはベストな選択。

入口で注文し窓際席で待つこと数分。

来ました!
足利シュウマイ(ゆで)、右足利シュウマイ(揚げ)。
各1串170円で2個入り。

私の中でのシュウマイは、“真ん中にグリーンピースが乗った肉くさい丸い物体”という位置付けだが、何かチガウ。
(この表現からも、どちらかというと私はあまりシュウマイが好きでないことが、お分かりいただけたのではなかろうか。)

しかし一口食べてみると…
「ナニコレ、うまっ、これ好き♡」

まず、シュウマイにソース?と不安があったが、スパイシーで美味しい。
そして、強い玉ねぎの甘味と独特の弾力と、肉くさくない、いや…

そもそも、肉入ってなくない?!

そう、足利名物の白いシュウマイとは片栗粉の塊のサギシュウマイだったのだ。
でもね、ここでフと我に帰る。
よく「肉シュウマイ」っていいますよね。
あれに対して私はずっと疑問を持っていたのです。

シュウマイには全部肉入ってるじゃん!
なのに恩着せがましくわざわざ“肉”ってつけるけど、ドノーマルの素シュウマイじゃん!と。

しかし、そんな私の方が間違っていたのだ。
「シュウマイに必ず肉が入っていると思うなよ!」
と、足利からの教えをいただきました。
でも私、この玉ねぎの味した片栗粉の塊、普通の肉シュウマイより好きかも♡(笑)

鑁阿寺と足利シュウマイの詳細

1人もいなかった店内には、いつのまにか次々とお客さんが入ってきました。

私“あるある”なんですが、あまりにも美味しそうに食べてるのか、お客さんを呼び込む特技があります。(笑)

まだ足利シュウマイを知らない人には、是非食べて欲しい。
そして、シュウマイとは?について一度考えてみて欲しい。
ちなみにWikipediaには、「肉以外を使う場合もある」「肉を使わないものもある」と説明が書かれている。
興味がなかったせいか、まさか、私が知らなかっただけで世間の常識なのでしょうか?(O_O)

やはり、自分の中の常識も常にアップデートしなくちゃ!と感じた秋の始まり日の出来事でした。

大日尊 鑁阿寺
栃木県足利市家富町2220
0284-41-2627
入場無料
公式サイト

大日茶屋
9:00〜17:00 火曜定休
食べログ

鑁阿寺&足利シュウマイ、結構なお手前でした★

棗 一期: 姓は棗(なつめ)名は一期(いちご)。 ななつの目(①視覚②聴覚③嗅覚④味覚⑤触覚⑥直感⑦閃き)で、 一期一会を楽しみながら、旅を楽しむ! なんでもない日常や失敗も、全てが想い出、全てがネタ! 人生楽しんだもん勝ち!