少し前に、飛鳥山公園へしぶさわくんマンホールカードを貰いに出かけた時のこと。
2度目の飛鳥山公園だしネタ不足になりそうと思い(実際はツッコミ所が多くそれだけの1記事でアップしてしまいましたが)、近くで別のスポットを探していた。
その時、とても気になる「王子稲荷神社」を発見!
昔から自分や家族のことで何度も助けて頂いたり、狐の嫁入りに遭遇する事も多く、なんだかご縁がある気がする稲荷神社。
しかも、関東稲荷総司と言われているらしい?!
これは是非とも行かねば!
いざ、王子稲荷神社のおてなみ拝見。
〜おしながき〜
王子稲荷の坂側鳥居
飛鳥山公園からは自転車で6分ほど。
坂道の途中にある、住宅地に囲まれた入口は小さな神社。
鳥居は2つありますが、私は坂の上からお邪魔しました。
王子稲荷の坂
この辺り曲がりくねった細い坂道で、よくある有名な神社の“参道ズドーン”な雰囲気とは異なる。
ちなみに、古来より“各地から集まった狐が大晦日の夜に大きな木の下で装束を整えて、王子稲荷神社に詣でる”という伝承があるらしい。
狐さん達なら人間と違い、うねうね曲がった細い山道や穴の様に隠れた場所に集まるのも楽々?
そんな王子稲荷坂側の鳥居は、木陰で少し暗い雰囲気。
入口の狛狐さんにご挨拶して、お邪魔しま〜す♡
パワースポット拝殿と不思議体験
稲荷坂から入るとすぐに境内。
大きな御神木のクスノキ。
境内全体が薄暗いが、不思議と怖さはない。
私の中で稲荷神社って日陰に多いイメージですが、やっぱり神使=狐だから(穴に住むから)なのでしょうか?
突き当たると、拝殿の側面。
拝殿正面は、静かな迫力!
この神社、少し隠れた静かな場所なのに、ポツリポツリと人が訪れて常に誰かが参拝しています。
呼び寄せられているんでしょうね。
そして、日陰なのに拝殿自体から光を発している様な不思議なスゴミがある。
王子稲荷神社のご利益は主に「商売繁盛、火防守護、五穀豊穣」と言われていますが、私は初参拝の日まで体の不調が続いてたため、治る様にお願いしたところ翌日以降ケロっと治りました。
でもなぜ、商売繁盛の神様に病気平癒を願ったのか?
実はその昔、家族や自分の大病について京都の稲荷大社で病気平癒を願ったところ、割と奇跡的な完治をしまして…
それ以降、私の中ではお稲荷様=病気の時に助けてくれる神様なんです!
もしかしたら、「儂に言われても…」と思っているかもしれませんが。(汗)
もちろん完治した後は、毎回ちゃんとお礼を伝えに参拝します。m(_ _)m
稲荷神社は参拝を止めてしまうと怒られるという怖い噂も聞きますが、王子稲荷神社は全体的に優しそうな印象を受けました。
正面鳥居・社務所・御朱印
拝殿横にある手水舎はちょっと変わった簡易版。
やっぱり赤い色=稲荷神社って感じがしますよね。(о´∀`о)
そして、拝殿の真ん前は正面鳥居で狛犬さんと…
狛狐さんが鎮座。
そして、王子稲荷神社の珍しい特徴!
なんと幼稚園と繋がっており、石段の下にはすべり台などの遊具がある。
そのため、平日は封鎖しており、こちらの正面からの侵入は不可となるのでご注意!
御朱印は初穂料500円。
右上のスタンプは、火除のお守りの凧。
ところで、お稲荷さんのご利益の商売繁盛と五穀豊穣は何となくわかるけど、なぜ突然「火防守護」なのか不思議に思い少し調べてみました。
まず、安直に稲荷神社=赤だから火?
では、そもそもなぜ赤色に囲まれているのか?
諸説ありますが、草木や果実が熟すと赤くなることや、土壌を肥やすための野焼き。
また木火土金水の五行説から、火(赤)は土を生ずることから、「赤=豊年や成熟する色」とされているそうです。
だから、稲荷神社は朱色に囲まれているんですね!
でも火防守護については分からず(汗)
豊作を願い火をつけ過ぎて火事にならない様にって事かな?(^_^;)
本宮・末社
実は1度目行った時は、時間がなく拝殿のみ参拝。
2回目の訪問で、拝殿と社務所の間にある細い道を通って本宮に行ってみました。
小さな赤い本宮の手前には、なんだか表情も丸くて穏やかな狛狐ズ。
本宮の先にも道が続いてるので進む、フと上を見上げると赤と黄色の紅葉!
赤い鳥居と紅葉、秋冬の稲荷神社の好きな景色。
少し道が狭くなり、鳥居を抜けると末社があります。
北村稲荷神社、亀山稲荷神社、嬉野森稲荷神社
この手の末社って、大体有名どころの◯◯大社が多い気がしますが、末社まで稲荷神社尽くしの境内は初めてかも。(*´꒳`*)
ちなみに、参拝してたら中からパキパキ、ミシミシ?音が聞こえました。
秩父神社の天神地祇社でも同じ様な事がありました。
絶対、中に誰かいるよねー?!(答え:神様です)
お石様(願い石)で運試し
その末社の横のお社も忘れずに!
小さな狛狐さんの奥を覗くと、祀られていたのは…
お石様(願い石)
京都の伏見稲荷大社にも「おもかる石」がありますが、行く時により(お願いにより)本当に重さが違うから不思議ですよね!
仕組みは同じ。
お願い事を念じながらお石様を持ち上げ、想像より軽ければ願い事は叶う。
逆に難しければ、叶いづらいので努力が必要という神様からのメッセージ。
実はこの日、ある難関抽選がありそのために願いにきたのです。
ところが欲をかいた私は、その当選祈願と共に“KPOPアイドルみたいなイケメンに出会えます様に!”と付け足して願ってしまった。
いや、なんなら後半の方が(心の)声が大きかった。
その結果、石は全く持ち上がらず、なんなら持ち上げようとした腕がピキーン!Σ(゚д゚lll)
狐さん達から「願い事はひとつな!」という、お叱りの声が聞こえた気がした。
そんなお石様でしたが、なんと、無事難関抽選はギリギリで当選!
重かったけどひとつ叶ったので、頑張ればもうひとつも叶うかも?
はい、懲りてない欲張りさん!(笑)
狐の巣穴(お穴様)
そのお石様の左側に赤い鳥居と階段があります。
お石様で引き返す人が多いが、せっかくなので登ってみる。
一番上にお社。
こちら、狐が住んでいたと言われている、お穴様でパワースポットらしい。
結構奥まで穴が入り組んでいます。
今は小さな狐さんがたくさん。
その隣のこちら、油揚げがお供えされる時があるらしいので、私も今度持って行きたいと思う。
このお穴様エリアに入ったとたん、風がザザザっと吹いて木の葉が落ちてきたり何だか不思議な感覚でした。
狐さん達が走って穴に隠れたのかも?(*´◒`*)
王子稲荷神社の詳細
歌川広重の「名所江戸百景」で描かれていたり、民話「王子の狐火」や落語「王子の狐」など、古くから多くの人に人気で有名な神社のようです。
そして、大晦日〜お正月にかけて王子狐の行列というイベントがあり大変興味がある!
でもね、これ絶対に雑司ヶ谷鬼子母神の御会式の時みたいに、私は無関係なのに号泣しちゃうやつだ〜(笑)
今年は実家に帰るので見れませんが、いつか機会があったら見に行ってみたいと思います。
王子稲荷神社
東京都北区岸町1-12-26
03-3907-3032
JR・東京メトロ南北線「王子駅」北口徒歩5分
東京都神社庁サイト
王子稲荷神社、結構なおてまえでした★