観音崎バス停から浦賀駅行きバスに乗り、「新町」で下車。
次の目的地は、東西2つに分かれた神社の片割れ、前回(2022年末)に行けなかった東叶神社です。
対で繋がっているのは神社の名前だけじゃなくて、狛犬も、お守りも繋がってる浦賀のパワースポット。
いざ、東叶神社のおてなみ拝見!
〜おしながき〜
浦賀湾を挟んだ神社
叶神社(かのうじんじゃ)なんて、とてもご利益のありそうなお名前ですが、場所を検索して迷う方が多いかもしれません。
実は叶神社、浦賀湾を挟んで東西にあるのです!
※東叶神社を検索してるのに、西叶神社の住所が出てきたりでルート検索するたびに住所がころころ変わるナビもあるのでご注意ください。
ちなみに、前回マンホールカード収集中に近くにあった西叶神社に行きましたが、そちらが先に建てられ、その後東叶神社が建てられました。
正式名称としてはどちらも「叶神社」なのでややこしい。(^_^;)
西叶神社を「本宮」、東叶神社を「若宮」とも呼ぶらしいですよ。
浦賀湾を挟んで東西繋がっている叶神社。
新町バス停からは5分ほどですが、西叶神社へ移動の際は、次回紹介予定の「浦賀の渡し」がおすすめ!
住宅地と海に囲まれた不思議な神社。
鳥居をくぐると、ベンチと自販機。
15時頃が海がキラキラしていい感じ!
東叶神社の境内
横須賀風物百選
ベンチ横の案内板を見ると、なんとこちらも“横須賀風物百選”。
狙った訳じゃないのに今回の旅、偶然にも走水神社といい観音崎灯台といい、横須賀風物百選ばかり巡っています。(笑)
文字が消えかかって読みにくいけど、「房総半島の里見水軍が三浦半島に攻撃をかけてきた」らしい。
房総半島と三浦半島って海を挟んで近いし、特に浦賀は1番房総半島に近い。
そして、攻撃を防ぐために、ここ東叶神社がある明神山に水軍を置いたとのこと。
明神山の頂上は奥宮や勝海舟断食の場など、不思議なパワーに満ちたスポットなので、後ほどご紹介します。
ひとまず、手水舎から通常参拝。
しかし、社殿に向かうには急な石段を登る必要あり。
三浦半島、特に浦賀周辺は海から急に山で段差が激しい。
この日の午後は終始登り降りで、足腰が鍛えられました!(笑)
西叶神社と対?吽の狛犬
登りきると、狛犬さんがお出迎え。
ところで、何か気がつきませんか?
通常狛犬といえば「阿吽」で口を開けたのと閉じたツインになりますが、東叶神社の両狛犬は口を閉じている様に見えます。
そして、西叶神社の両狛犬は口を開けている。
これは、東叶神社と西叶神社で一対になっているためとも言われてます。
浦賀湾を挟んで離れた2つの神社が繋がってる感、なんか素敵ですよね♡
社殿から振り返る、海景色
石段を登り切るといきなり社殿。
シンプルな木の色の社殿、最近このタイプの社殿がすごく心穏やかになって好き。
そして、こちらも走水神社同様に振り返れば、海!
この社殿から見る海景色も最高ですが、さらにこの上の明神山にある奥宮での参拝中、突然海から風が吹き上げてきたのがとても神秘的でした。
その奥宮に向かう途中には見事な御神輿の展示。
ガラスが反射して見にくかったけど、煌びやかでした。
明神山を山登り?!
社殿の左に進むと山に登る道があります。
一見すると、何もなさそうな足場の悪い道。
途中にカフェがあるが閉まっているし、向かう道も草ぼうぼう。(汗)
期間限定の営業かな?
15時には閉まっていましたが、多分店内から海が見える絶景カフェ。
もう少し進むと、最後の難関。
アスレチックにでも来たのかと思う様な、The・山道!
よく見ると石段の前には「叶神社」の赤いノボリが見える。
これがなかったら、本当に道が合ってるのか不安になって引き返すところでした。(^_^;)
かなり急だけど、頑張れ後少し!
登りきったぁ〜(@_@)
5分程でしたが、ちょっとした山登り。
山頂は神秘なパワースポット
山頂に着くと広場に出ますが、ここがなんとも不思議な空間。
人が居ないのはもちろんのこと、空気が重厚。
右側に招魂塔。
先の大戦や不慮の事故等で亡くなられた方をおまつりしてます。
左には、「勝海舟断食の跡」という珍しい場所がありますが、東叶神社の井戸水(社務所の裏)を飲んで断食修行をしていたらしい。
なぜ断食修行を行ったのかは、“太平洋横断航海に向け精神的&肉体的荷重圧迫の克服を謀るため”という噂。
そして、こちらの地主神、神明社。
どれも厳かな雰囲気な中で、特に凄かったのは中央の東叶神社奥宮。
柵があり中には入れません。
シンプルなお社ですが、(嫌な意味ではなく)空気が重い。
そして、不思議なことにこちらで手を合わせて目をつむった瞬間、背後の海から風が駆け上がってきて頭上の木々がゴーっと揺れた!(°_°)
霊感はないと思っているんだけど、最近特に神社で不思議な音や情景を見る事が多くて、そんな時なんとなく神様からのメッセージを頂いた様な気がします♡
身代わり弁天御神徳
山頂でそんな不思議な体験をしてから、下に戻りました。
御朱印をいただく前に、境内横のエリアも探検。
身代わり弁天御神徳
岩窟内に祀られる厳島神社には海上交通安全と勝運を司る弁天様がいて、心身の危機に晒されても身代わりになって助けてくれるそう。
山の側面(岩肌)に、ぽっかりと空いた穴。
中はかなり広い、まるで防空壕のよう。
また、そのすぐ近くには勝海舟が断食修行の際に使用したと言われている井戸があります。
こちらの水で洗った硬貨を、お守り袋に入れておくと金運と開運のご利益をいただけます。
私は専用のお守り袋ではなく、以前西叶神社でいただいた叶守に洗った硬貨を入れて保管!
東叶神社の御朱印&御朱印帳
ちょうど御朱印帳がいっぱいになったので、こちらでいただきました。
初穂料:1500円
デザインは勝海舟が太平洋横断で乗った「咸臨丸(かんりんまる)」。
御朱印帳に合わせたゴールドのボールペンを頂きました。
そして、こちから東叶神社の御朱印。
初穂料:500円
奥宮のパワーを物語る様な、力強い御朱印。(*^^*)
東西で完成する、勾玉お守り
前回初めて西叶神社を訪れた時に知った、珍しいお守り。
ツイン神社ならではの仕掛けがあります。
それは、こちらの東叶神社ではお守り袋を、そして海の向こうの西叶神社では勾玉を頂く、2社参りで完成する勾玉の良縁のお守り。
ピンク・ブルー・グリーンの3色があり、勾玉も3種類。
特に色に意味はないらしく、自分の好きな組み合わせができます。
初穂料:500円
私は、なんとなく女子力上がりそうなピンクにしました♡(笑)
東叶神社の詳細
1年越しでやっと来れた念願の東叶神社。
想像以上の神がかった空気の、これぞパワスポな神社でした。
あの奥宮の感覚は、これまで参拝した中でも初めてのズーンときた感じ。
遠いけどここの奥宮には是非また行きたいと思います。
東叶神社
神奈川県横須賀市東浦賀2-21-25
046-841-5300
9:00〜17:00
公式サイト
東叶神社、結構なおてまえでした★