白笹稲荷神社@神奈川【関東三大稲荷神社in秦野市】
以前より、何かと稲荷神社でのご利益をたくさん頂いていると感じている私。
2023年末〜2024年始は実家の神奈川県秦野市で過ごしたのですが、今更ながら近くに関東三大稲荷神社の1つがあることを知った。
せっかくなので、帰省中に地元のお稲荷さんにもご挨拶に行こう!
白笹稲荷神社の初詣、いざおてなみ拝見。
〜おしながき〜
関東三大稲荷神社なんです!
日本人は三大◯◯が好き。
特に神社やお祭りなど神がかった物に関しては、東国三社、秩父三社、江戸三大祭り、関東三大奇祭、関東三大ひな市と、あげ出したらキリがない。
そんな中、神奈川県秦野市という田舎町には関東三大稲荷神社がある。
私は現在実家が渋沢のため、渋沢駅からバスに乗り「白笹稲荷神社入口」で降りたら徒歩6分。
秦野駅徒歩なら約17分とのこと。
参道やお店などは一切なく住宅地を抜け到着。
晴天の元旦13時、駐車場は広いが意外に空いている。
拝殿などお参りする場所はコンパクトにまとまっているが、とにかく駐車場がある参道が広く大名行列でも通るのかという開放的な雰囲気。
さすが、関東三大稲荷神社。
ちなみに、一般的には以下の三社を指す。
笠間稲荷神社(茨城県風間市)
装束稲荷神社(東京都北区王子)
白笹稲荷神社(神奈川県秦野市)
東京都北区といえば、先日ブログにもあげた王子稲荷神社が有名ですが、装束稲荷神社は王子稲荷神社の摂社らしい?!
なぜ王子稲荷神社ではなく、装束稲荷神社が選ばれているのか理由は謎ですが、こちらも自転車圏内なのでそのうち行ってみたいと思います。
元旦でも13時頃までは狙い目!
まっすぐに伸びた参道の突き当たりを左に曲がります。
参道って本殿にまっすぐ伸びる所が多いけど、珍しいですね。
そして、鳥居の手前の茂みにある手水舎がちょっと珍しい!
竹からチョロチョロ。
こちら湧水とのこと。
風流で良いのですが、水が全然たまらないのが難点!(笑)
もしかしたら、“時間に余裕のない現代人よ、心を静かに落ちつけなさい”という神様からのメッセージなのかも?
ということで、心を落ち着けたので早速中へ。
と、その前に鳥居の両端を守っている神使にご挨拶。
稲荷神社といえば、ご存知お狐様。
子守り母狐
白笹稲荷神社はお日様がポカポカで、お狐様たちの表情もとても柔らかい印象。
フサフサの尻尾をなびかせて、空を飛んでいるみたい。(*´∇`*)
創建年は不詳ながら、当初は白篠(しらさき)稲荷という小祠であったと伝えられている、白笹稲荷神社の本殿は想像よりも小さく、鳥居を潜るとまず、茅の輪くぐり。
そして、拝殿。
少し列はできていましたが、関東三大稲荷神社という看板を掲げているにしては、そして元旦にしてはかなり空いてる。
と思ったら、この1時間後の14時頃から混み合い、手水舎の辺りまで人が並んでいました。(汗)
おすすめは午前中〜13時ごろ!
それにしても、お陽さまを浴びる拝殿の美しいこと。
ご利益は他の稲荷神社と同様に「五穀豊穣」などですが、日陰が多い印象の稲荷神社にしては珍しい“陽”な空気で溢れていました。
拝殿周辺の様子
拝殿すぐ横では、年始によく見かけるお焚き上げ。
小さな境内なのでお祭り的な出店はなく、お焚き上げの横でコーヒーの販売と、なぜかその向かいでキムチ販売くらい。
秦野トラジキムチ店
お店は渋沢にあるとのことなので、今度実家に帰ったら行ってみようと思います。
今回はキムチじゃなくて、甘酒を注文!
200円ですが、+50円で焼酎入りにもできる。
「美味しい焼酎だよ〜」と言われましたが、よく見ると横には見慣れた緑の瓶(チャミスル)が並んでいる!
私、韓国焼酎はイプセジュやジョウンデーは良いのですが、どうもチャミスルと相性が良くないので、やめときました。(笑)
そして、甘酒を待ち狐面みくじ(100円)を引く。
可愛いおキツネ様のおみくじ。
境内にある仮設テントの中に移動して、甘酒飲みながら読むと…
狐「末吉、今は我慢の時やで!」
棗「ガーンΣ(゚д゚lll)」
でも、この後自分の家の近くの神社で引いたら大吉だったからいいの。(笑)
本殿裏山おさんぽ参拝
拝殿のみで帰られる方も多いのですが、実はその裏に本殿があり、さらに本殿の奥の山道の傾斜にはたくさんのお社があり、お狐様もわんさか。
本殿周り:寿老人、祖霊社
まずは、拝殿・本殿の右横には七福神(寿老人)。
寿老人と拝殿・本殿の合間には稲荷神社らしい真っ赤な鳥居の細路があるので進んでみましょう。
本殿はぐるりと一周できます。
寿老人の通路と反対側には祖霊社。
4月頃この付近で咲く宝鐸草(ほうちゃくそう)が、白から緑への美しいグラデーションに変化するそうです。
西末社(権兵衛稲荷)
拝殿・本殿の下に進み道があり、西末社と東末社二手に分かれます。
今回は祖霊社近くから降り、西末社側から巡ります。
京都の伏見稲荷大社程ではありませんが、朱色の鳥居が沢山並んで綺麗。
西末社は別名「権兵衛稲荷」。
名前の由来は、「茨城県神栖市で代々庄屋を務めていた安藤家の当主が“権兵衛”と名乗っていたことが由来」とのこと。
…ん?(^◇^;)
その権兵衛さんと、この白笹稲荷神社が結びつかないのは私だけ?(笑)
お狐様「細けぇことは気にすんな!」
あ、はい。(^^)
石の鳥居前のお狐様の首元には稲穂。
ちなみに、稲荷(いなり)の語源については諸説ありますが、「稲成、稲生り」で、稲が育つさまを表していたり、「イネカリ(稲刈)」からきているとか。
白笹稲荷神社の狐塚
西末社(権兵衛稲荷)から、東末社に向かう途中に印象的な風景に出逢います。
狐塚
狐塚とは「狐のすむ丘」を指すそうですが、豊川稲荷の霊狐塚では約一千体のお狐さんがお祀りされていて、圧巻の景色みたい。
白笹稲荷神社ではお社の周りだけでしたが、それでも赤と白で迫力のある光景でした。
なんだか動き出そうなお狐さん達、皆の思いを乗せてお稲荷様の所へ…
東末社
東末社は狐塚の横にありますが、拝殿・本殿横の通りの分かれ道から降りる事もできます。
千本鳥居を降りるとすぐ。
(本当に千本あるのかは謎)
権兵衛稲荷や狐塚に比べると静か。
しかし、こちらには変わったお狐さんがいらっしゃいます。
コンクリート製のお狐様
明治5年にイギリスから初めてコンクリートが輸入され、そのコンクリートにより造られたとのことですが、形が狐っぽくないだけで普通の狛犬やお狐さんとの違いがよか判らない。(汗)
で、考えてみたのですが、そもそも狛犬などの石像の材質は石。
それに対して、東末社のお狐さんはコンクリートで作られているという事なんですね!
見た目(色)が同じだと違いが分かりにくいけと、歴史的に貴重な物だと言う事がわかりました。
ただ、どうしても狐には見えない!(笑)
東末社のすぐ横は千本鳥居の坂で、拝殿・本殿に繋がります。
綺麗に舗装されていますが、途中で凄い生命力発言!
どの樹かわからないけど、根っこが延々と伸びていました。
白笹稲荷神社の詳細&御朱印
私の中での稲荷神社としては、珍しいタイプの陽の雰囲気&生命力に溢れていた空気の白笹稲荷神社。
たくさんのお狐様に囲まれた、心が温かくなる神社でした。
そして、限定御朱印もカラフルで可愛い♡
私はせっかくの元旦初詣だったので、通常のとこちらのお正月Verをいただきました。(各300円)
白笹稲荷神社
神奈川県秦野市今泉1089番地
0463-81-0256
9:00〜16:30
各バス「白笹稲荷神社入口」停 徒歩5分
小田急線 秦野駅 南口 より 徒歩17分
東名高速 秦野・中井IC より 車で 5分
公式サイト
おまけ:秦野市のマンホール蓋
バス停から神社まで歩いているときに、たまたま見つけました。
秦野市のデザインマンホール蓋カタツムリ(モノクロ)
そして、こちらは以前秦野駅でいただいたマンホールカードにもなっている、ナデシコ。
白笹稲荷神社さ本当に癒されるので、マンホーラーの皆様もお時間があれば是非、蓋見学と併せてお楽しみくださいませ♡
白笹稲荷神社、結構なおてまえでした★